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2019年08月17日02:59

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非常勤司書を30年勤め上げた私

■「もう図書館で働けない」 非正規雇用で10年働いた司書が天職を辞めようと思った理由
(弁護士ドットコム - 08月14日 10:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5747377

この記事を見たのは、16日だった。

この記事の方は、
低賃金で雇用が不安定で貯金も出来ない。
だから天職の司書を辞めて転職しようと決意した。
との事。

30年非常勤司書を続けてきた私にもそういう転機が何度もあった。
一般企業の正社員の内定を貰った事は2度ある。
迷った末に結局非常勤司書として働き続け、解雇される迄、30年が経っていた。
結婚して離婚してまた結婚してまた離婚しても変わらず同じ職場。
私の手取りは10万円そこそこ、潜りの夫の収入は不安定で、家族5人が食べていけないからダブルワーク、トリプルワークをした。
でもあくまでも私の本職は司書だと胸を張っていられた。大好きな仕事を続けられて本当に幸せだった、と、思っている。

社会保険に加入していたから、60歳以降、微々たるものではあるが厚生年金を受給出来ている。まだまだ頭も身体も元気なので、スーパーマーケットでパートのレジ係として働いている。非常勤司書の時の収入より多いのが笑える。

紆余曲折あったけれど、今住んでいる家は住宅ローン完済済みの私名義の持ち家だし、貯金も無きゃ借金も無い。プラマイゼロ、イーブンな生活。

好きな事を仕事に出来る人は少ない。
好きな司書の仕事を30年も続けてこられて私は幸運だった。

記事にあった司書さんは、どうするのかな。
派遣会社を介して司書として働く方法もあると思う。
私はハケンにはウンザリしたけどね。

司書が司書の仕事をして食べていけない社会には、何か新しい事を生み出す力はもうないのかもしれない。
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