某国営放送制作の大河ドラマ「いだてん」が記録的低視聴率だとの事。
私にとってはとってもとっても面白いドラマですが、何か？
人の好みは人其々でしょうに。何処で誰だかが取ったであろう視聴率なるものを取り上げて「今度の大河ドラマは不人気だから云々…」と、罵詈雑言するのは、面白がって愛視聴している人を不愉快にさせている愉快犯のなんと憎らしい事。せっかく楽しんでいるのに興醒めじゃないの。ま、そんな意見は聞き流しゃいいんだが。
「いだてん」の面白いところ。
�� 日本が初めて参加したオリンピック噺
�� マラソンの呼吸法「すっすっーはっはっー」のルーツが金栗四三
�� 嘉納治五郎
�� 真の主人公が３つの「東京オリンピック」
�� 語り部が古今亭志ん生
�� 日本のスポーツの歴史
�� 昔の体育館に必ずあった肋木再発見
スポーツの歴史に興味を持つのは、私の奈良時代、勤務先の大学図書館の書庫で相当古いスポーツ専門誌を整理した事があったから。ドイツのスポーツ専門誌は表紙の写真を眺めるだけでも面白かった。国内外の専門誌を収集して研究してきたのが教育大学なんだなあと改めて感動したっけ。
落語が歴史を語り継ぐ、の構成にも感動。
小中学時代のマラソン指導にこの「すっすっはっはっ」があったよなあ、と感動。
口中にスルメを噛んだような味が広がるあの高揚感が楽しくてマラソンが大好きだった。
足袋屋がマラソンランナーの足袋を製造するシーンにドラマ「陸王」を彷彿。
ヤマザキマリ「オリンピア・キュクロス」2巻を読んで、円谷幸吉選手のエピソードが心に刺さっていて、金栗四三選手のこれからが気がかりな事。
福島原発事故および放射能汚染の根本的収拾の目処も全く立っていないのにオリンピックと万博を開催しようとしている現政権の得手勝手な暴走ぶりも気がかり。
こんな時代だからこその「オリンピック噺」
最終話迄しっかりと見届けます。
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