遅れ馳せ「この世界の片隅に」

　長女からの依頼で、孫娘と孫息子を保育園へ夕方迎えに行った。正社員のシフト作成ミスで終日休業ゆえ孫守りを当てにされたというわけ。3人でゴロゴロしながら待っていたら、「着いたよ、ってメールしたし、電話も架けたのに。」と、苛つかれた。タブレットは直ぐバッテリー上がりになるし、携帯電話の方も常不携帯だから、私に用事のある人は困ることになる。ホントにゴメンね。「お迎えお願い」電話も固定電話に。これぞ真のライフライン。あって良かった家電。
　４人でモスバーガー岸和田インター店へ出かけた。心が折れた時、ささくれた時、なぜだか癒してくれる店舗。オープン記念品として貰ったスープカップと小皿をまだ愛用している。あそこだけはなくなってほしくないなあ。
　モスバーガーのあとは観音寺のTSUTAYAへ。
　ずっと欲しかった万年筆を買った。35年前に盗られて失ってしまった万年筆は、漆塗りのかなり高価なものだった。先日、茶屋町で探した時もめんたまが飛び出る程高ーいペンばかりだった。ま、書ければ良しとしよう、と大枚1000円。超ボンビー人にはこれが精一杯。柄の色は私の大好きなオレンジ。書くことが好きな私には筆記具は必需品なのに、無くしてからというもの永らく書いていない。同時に若冲手帳(宝島社)も購入。「もしものときに…」の頁があったので緊急時用の連絡先を早速書き込んだ。南海トラフ大地震災害時に役立つ筈。
　長女が借りたBlu-rayを一足お先に観せて貰った。ずっと観たかった「この世界の片隅に」をようやく。とっても良かった。母と一緒に観たかったけど、どうもあの世代の人はアニメに対して先入観があるようで劇場公開時に誘った時は断られた。セリフは広島弁だし呉の風景も観られるのに、食わず嫌いはホントに損。人生も残り少ないのに。
　この映画はMakuakeクラウドファンディングで制作されたものなんだって。映画作りって相当なお金がかかるものなのに、個人の出資でそれが実現するなんて、凄い時代になったもんだ。長生きはするもんだねえ。