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2020年07月03日02:09

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マニラ首都圏封鎖 その10

このシリーズもいい加減長いなぁ…でもおウチ生活をしているとトピックもないし、しょうがないかぁあせあせ(飛び散る汗)

日本で報じられることはないと思うが、フィリピンではCOVID-19による封鎖措置がまだ継続している。期限だった6月30日深夜に7月15日までの規制延長が大統領から発表された。
現在の感染拡大の震源地は以前のマニラ首都圏からフィリピン第2の工業都市でもあるセブ市に移っている。封鎖措置には4段階あるが、一時は緩和されていたセブ市及びその周辺の封鎖は最も厳しい封鎖に逆戻りしている。それもかわいそうだよねげっそり

マニラ首都圏は6月1日以降は上から3番目の措置になっている。さらに6月15日からはレストランでの店内飲食が定員の30%を上限に許可された。
会社への通勤(自分は半分程度は在宅)やゴルフも可能となったので閉塞感はかなり薄らいだわーい(嬉しい顔)
おおざっぱにいうと現在のレベルは『緊急事態宣言下の日本+夜間外出禁止+公共交通機関部分運行』といったところだろうか。
庶民の足の小型バスであるジプニーはまだ運行不可なのでモールの人出は3割程度であるものの以前のゴーストタウン状態は脱した。

しかし、新規感染者数はまだ拡大を続けていて現在は毎日1,000人前後となっているげっそりげっそり
フォト

検査数も日に1万件を超えるまで増強されたので一概に数字で推し量るのは乱暴だが、感染抑制が程遠いのは確実だろう。東京も100人を越えてかなり不穏だが、それに比べて何周も遅れているような気がする…たらーっ(汗)

こういった数字を見てみると、3ヶ月をこえる自宅籠城で世捨て人のような生活をしていたのは何だったのかと無力感を覚える。
『フィリピン人は規則を守らない』等の自嘲的な声も巷で多くあがっているが、規制の最も厳しい期間中である4月10日のGPSデータでは国内のモール・商店等の訪問者は90%減、自宅滞在者は43%増となっている。現在のセブでは小売店訪問は70%減、公園来訪者は58%減(本来は両方禁止禁止なのだが…)となっている。
もうちょっと努力して欲しいけど、想像したよりも従った人が多いというのが正直な感想。
GW前に日本では『70−80%減らさないと感染は抑制できない』と言われていたが、けっこう正しい予測だったのかも。
大統領が『従わない奴は射殺しろダッシュ(走り出す様)』と言い放ったのはあきれるしかないが(詳細不明だが実際に1人亡くなったらしい)、これぐらいの脅しも必要なのだろう。

マニラ首都圏近隣の工場地帯では規制緩和が拡大された。世論調査では国民の4割弱は過去3ヶ月に飢餓を経験したと回答している。自分の周囲でも運転手やゴルフ場のキャディー等がお金に困っているのは体感される。

感染拡大は継続しているが経済が死ぬのを防ぐためには緩和もしょうがないということ。
今は政府がなし崩しの封鎖解除に流れるのを防いでいる印象だが、感染抑制に至らなくてもいずれは解除となることも覚悟しておいたほうが良さそうだ。最終的には自主隔離等で最大限にリスクを避けるしかなさそうな気がしている。

ちなみに自分は不思議なほど元気です!
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