マニラ首都圏封鎖 その7

最近は新ネタがほとんどない。そりゃまぁ世捨て人のような生活をしているからそうだよな。
巷の話題も当然ながらCOVID-19ばかりなのでそのアップデート

マニラ首都圏封鎖は４月末までの予定だったが、昨日の朝に５月１５日までの再延長が発表された。通算で２ケ月ということになる。
感染者数は増え続けているし、いま緩められるとヤバいからこれはこれでいいだろう。
でも経済的な問題で様々な世論があるのも事実で、感染が落ち着いている地域は少しづつ緩め始めるようだ。つまりルソン島全域封鎖だったのが変わってくるということ。大丈夫かなぁ
マニラ首都圏は感染者の８割前後が集中しているから、最後まで封鎖が続くだろうね。


グラフは封鎖開始の3月15日以降4月24日までのフィリピン国内の推移になる。
最新で累計感染者数(赤)は7,192人、死者(灰)は477人となっている。グラフにはないが回復者は762人になる。累計から死者と回復者を減じたものを正味感染者数(青)とした。

現在も増加の一途をたどっているが、前回の日記でも触れたようにこれには感染拡大に加えて検査数の増加も大きな影響がありそう。検査数は海外からの検査キット援助のおかげでこの数週間で大きく増え、４月7日現在の100万人あたり224件が13日現在で309件になった。今はもっと増えているだろう。
でも同じ時点でイタリアは16,708件、アメリカは8,559件だからね。少ないといわれている日本でさえ612件だから約半分しかない

気になる死者数の増加も勢いは変わらない。データ比較ができる２週間前でみると、フィリピンでは100万人あたりで2.8人が亡くなっている。これはマレーシアの2.4人を上回りASEANで最悪
他の8ヶ国は1.4人以下に収まっているし…死亡率(黒)も6.6%と4月2日の4.1%を底にして著しく上昇した。
まえまえから医療インフラの脆弱さは見えていたが、ついに破綻し始めたか？？？　
マニラ首都圏の主要病院のセント・ルークス病院とマカティ・メディカル・センターは3月24日の時点で早々にCOVID-19感染者の入院受け入れ制限しているし、今はどうやって凌いでいるのかかなり心配

今日で封鎖４２日目になるけど、自分の日々の生活はここ数週間変わらない。
外出は３日に一度程度の買い出しだけ。最近、自治体単位で酒類の販売を禁止するところが増えてきたので、ワインだけは多めに買っている。
Web飲み会を覚えたので、ちょっとは息抜きが増えたかな

酒飲んで食っちゃ寝をしているとぶよぶよになるのが見えているし、周囲にも多い
外での運動も禁止だから、家の中でのランニングやスクワットはするようにしている。でもなまっているから、昨日走りすぎて今はふくらはぎが痛いし・・・
とりあえず体重は封鎖前より３kg減を維持しているが、そもそもエネルギー摂取量を減らしているから中身はどんな体になっているのやら…少なくとも腹筋が割れることは残念ながらなさそう

日本がどうなるのかは海の向こうから心配している
今日もパチンコ屋に300人が大行列とかニュースが流れているし、はっきり言ってこんなにバカが多いとは思わなかった
医療関係者への風評を流すヒマがあるんだったら、世論もこういった自分勝手な輩に社会的制裁を加えればいいのに。
政治家やマスコミは激しい言葉を使うことは控えているけど、闘っている人々は忸怩たる思いだろうな。

そういえば、地域封鎖に伴って海や空気が澄んできたらしい。
マニラ湾の夕陽がきれいになってきたともいわれているので、ちょっとだけおすそ分け


とにかく大多数の良い子の皆さんはStay Homeしてご自愛ください