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2019年10月17日16:52

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にわかラグビーファンと阿呆CEO

 私が大学生当時は、大学ラグビーの大ファンでした。当時「明大重戦車スクラム」や「早大フォワードのパスワーク」に魅了され、NHKの中継に釘付けになったものです。
 ただその後は、スポーツ全般にあまり興味がなくなり、唯一F1(Sennaが事故死するまで)とMLBのイチローの活躍のみを追いかけていました。

 そこへもってきて、今回日本チームが大躍進のラグビーワールドカップ。私はどんな試合でも、「私がライブで見ると贔屓チームが負ける」ジンクスがあるようで、今回のラグビーの試合も、すべてライブでは見ていません。日本xスコットランド戦も、日本勝利を知ったのは、試合の2日後のことでした(笑)。

 そのあとは、FireTV Stickを使ってYouTubeの全試合ハイライト(DAZNで無料)を大型テレビで視聴。とりわけ10/13の試合は、日本のトライシーンを何回見直したことか。

 そんななかで、たった一人のバカが、スコットランドに汚名を着せてしまったようで。
 Scottish Rugby CEOのMark Dodsonが、10/11に発表した声明で、台風19号で10/13の試合を中止・引分け扱いにするな、翌日に延期しろ、しないなら法的措置(legal Action)を検討する、と発表しました。

 スコットランドは、Pool Aでアイルランドに負け、2勝1敗。日本と引き分けると決勝リーグに進めないため、大会規定(中止の場合は延期せず、引き分け扱いで双方2点とする措置)に同意する旨、署名しているも関わらず、CEOはそれに反する声明を堂々としたわけです。お前は文在寅か大村秀章か(笑)

 結果として、10/13に、予定通り試合は開催されたのですが、このときのM.Dodsonの気持ちは、手にとるようにわかります。「試合さえすれば、日本なんて簡単に負かせて、我がチームが決勝リーグに進む。そうさせたのは、法的措置を示唆した自分の功績だ」と自画自賛していたことでしょう。

 で、試合が終わったら、こういう結果だったわけです。

 さらにM.Dodsonは、こう考えたでしょう。「結果は負けで予選リーグ敗退だ。自分の示唆発言は、大会規定に反しているし、World Rugbyからも反論が来ている。でもラグビーの世界は、試合が終わればノーサイド。自分の発言も大目に見てもらえるさ。愛国無罪」と。

 で、World Rugbyは、10/16にこの問題を、独立紛争委員会で審議することを決定しました。M.Dodsonの上記発言が、大会規定に抵触し、懲戒規定適用の可能性あり、としたわけです。

 これに対して、Scottish Rugbyは、Homepageに声明を出し、「そもそもWorld Rugbyが不品行の問題を問うことが適切か疑問だ。仮に審議するとしても公正な審議を」とのこと。あくまで「水に流せ」というスタンスなのでしょう。

 これはたぶん、スコットランドでM.Dodsonの糾弾が高まり、謝罪と辞任に追い込まない限り、最悪の結果(ポイント剥奪など)になりかねません。発言の証拠が全世界にアップロードされてるんですから(笑)。もしくは徹底的に争って、スポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for Sport)までいくのでしょうか。そこまでいけば、2023年のワールドカップ参加資格も怪しくなるでしょう。

 Scottish Rugby(とスコットランドの人たち)は、早くM.Dodsonに「ごめん。責任とってCEO辞めるわ」と言わせたほうが、紳士のスポーツの対面を維持できて、いい結果になるような気がしてなりません。このままだと、暴言を吐いたわけでもないスコットランドチームの選手が理不尽に責められて、かわいそうだと思うのですよ。

 今回、あくまで暴言を吐いたバカは1人だけなのですから、そいつに責任を取らせた上で、ノーサイドにすべきかと。
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