【少し前に某所に書いたのの再録】
9月になってから、夕立と雷が多くない?
亜熱帯化しはじめてるのかなあ。
会議のあと、ちょっと仕事をしてから、帰ろうと思ったら、雷鳴と、傘を差してもずぶぬれになりそうな風雨に、足止めされた。
雨宿りの時間つぶしに、雷の小咄をネット検索したけど、一面に定番の同じ咄が並んでる。
でも、少し下の方で見つけたこれは、初見だった。
【そろばん直し(かみなり)】
雷寄り合いて、「これ親方、おまえは、たびたび落ちて、だいぶへそを取らじゃったろう」親方「落ちるたびに、へそを、四、五十ほどずつ取って来る」
と、いえば、「それは、うそであろう」
「なに、うそではない。これ見やれ」と、へそをガラララと出して見せる。
「これは、おびただしいへそじゃ。 親方これを、こんなにためて、なんにするのじゃ」
親方「はて、そろばんをこしらえます」 (寛政十年正月序『鶴の毛皮(けごろも)』)(=興津要さんの『江戸商売往来』所収)
まことにくだらなくて、よんろうしい。
とか書いてるうちに、晴れてくれれば、バス停に向かうんだけど、相変わらず雷神はゴロゴロやってる。 風神くんのほうは、少しは吹き疲れたみたいだけど。
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