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2020年05月03日10:48

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なぜアビガンを自由に使えないのか。悔しい。

■米「レムデシビル」緊急認可=新型コロナ治療薬、日本も注目
(時事通信社 - 05月02日 09:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6068890

日本が開発したアビガン、米国製薬剤レムデシビル共にRNA合成阻害剤で薬理作用が類似しており、効果も恐らく同程度と思われる。また、副作用の点では、肝機能に悪影響を及ぼす可能性があるレムデシビルの方がアビガンよりも危険度が高い気がする。

レムデシビルを承認するならアビガンも同時に承認し、両者の薬効を比較すると共に投与時どのように使い分けたり組み合わせるのが最も効果的か検証すべきだと思う。だが、日本の新薬特例承認制度によれば、早々と国際共同治験を行い「根回し」し且つ5月1日に(トランプ大統領の鶴の一声で)FDAが緊急使用を許可したレムデシビルは今月5月中に承認可能、一方「3月末にようやく治験が始まったばかり」のアビガンの承認は「早くても年内」だそうである。 

レムデシビルは、とにかく未だ不明な点が多い未知の薬。日本は結局「米国に大金払って(?!)新薬の人間モルモットにさせて頂く」という傑作な役回りを演じさせられるだけでは? 法外な金額でポンコツ「オスプレイ」を大量に買わされた時と同じ。属国は悲しい。

なお、アビガンの化学構造は比較的簡単だが(つまり合成が容易で安価に作れる)、レムデシビルの化学構造はずっと複雑。しかも、後者は薬価がバカ高いことで有名な米国の新薬だ。吹っ掛けられるのは日本側も覚悟した方がいい。

悔しい。アビガンという、レムデシビルと同程度に効きそうな薬を既に大量に保持しているのに、しかも医療崩壊が危惧される危機的状況であるにも拘わらず、準備してある薬を自由に使えない。アビガンの治験に参加している特定の病院に運よく入院できれば投与して貰える可能性があるが、治験に参加していない病院だと患者本人が希望しても投与して貰えないらしい。

レムデシビルは、要するにトランプ大統領のツルの一声で、FDA緊急許可およびこれを受けた日本側の許可がバタバタと決まった訳だ。ちなみにトランプは “純“ 文系の御仁で、最近も「肺に消毒薬を注射するとか、紫外線を当てるとかしてみたら?」と発言し物議を醸したのは記憶に新しい(本人は後で「冗談だよ」と言っていたが^^)。そういう人の「一声」で新薬使用の是非が決まってしまうことを考えると、日本の上記「新薬特例承認制度」も何か馬鹿みたいに思える。日本の首相なり内閣が「使う」と判断したら使えるように至急改正すべきと思う。
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