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2021年08月03日21:45

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色々有ったので整理

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2021年6月18日前川遡上止堰堤 39cm(実測)


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2021年6月25日前川遡上止堰堤 37cm(未計測推定)


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2021年6月25日前川遡上止堰堤 40〜42cm
(未計測、尾で弾かれて渓流ダモに全く入らなかった事から推定)

今年の6月は奈川渡ダムの前川遡上留がえらく調子が良くて、今度はヤマメ、アマゴの大きいのが釣りたいよな……なんてムシの良いことを最近ちょっと考えていて。で、連休最終日の7/25、どうせ釣り場はどこも混雑だし……とMTBのトレイル目的で長谷に出かけたのだけれどなんだか天竜川の水量の具合が妙にいい。という訳で久々の天竜差しを狙ってみる事に。

とはいえ昔通った犬田切と小黒川のポイントが出水と河川改修で駄目になってしまった現在、一体どこが天竜川本流のポイントなのか自分にはまったく情報が無し。地図を手掛かりに堰堤、支流の出会いを探して回って、夕方4時ごろにたどり着いたのが、定番と言えばあまりにド定番すぎる横川川合流点。舗装された堤防道路上に一般車出入り自由、河原まで降りる階段有り、水際には幅1.5mほどのコンクリート小段の平場があって靴も汚れない。大名釣りのポイントにも程がある。けれど他の釣り人は無し。上下流の2〜300m離れた所にぽつぽつ姿が見える程度。

車につみっぱなしのウェーダーに履き替えるのも面倒でサンダル履きのまま川へ。降りた目の前で合流後の流心が手前の岸辺に寄っていて水深は最大2m位? 一抱えくらいの大石が流心の脇に転がっていて、その周辺をまず攻めて見る事に。

石裏の弛みで初手からアタリ。取り損ねるも「魚はちゃんといるんだ」と安心した気持ちに。次に弛みと流心の境に流すと明確なアタリの感触と同時に目印が流心に向けて突っ込んでいく。乘った、しかもデカい! 中硬のヤマメ竿では浮かす事ができず、目の前で身をよじり続ける余裕で尺上の魚体。

ここにきてどう取り込んだ物だかハタと途方に暮れる。腰のタモ網はたったの径25cm。しかも水面に取り付くにはコンクリート護岸の傾斜に足を踏み出す必要がある。乾いた所だけならともかく、水線間際での取り込みのドタバタでサンダルが滑って川に転落する未来がもうはっきりと。ここから落水したら岸に取り付ける場所まで2〜300mは下に流されなきゃならない。下手したら死ぬし。

とりあえず魚を弱らせるしかないか……と竿を立てて必死で粘り続けたものの痛恨の針外れ。その後付近を日没まで攻め続けてみたものの以後のアタリはエサ取りのウグイを含めて全く無し。通りがかりの釣り人と雑談した所「今年の天竜差しはどうも不調で全然出てなくてね。そのバラシは勿体なかったね〜」との話。

つり針は長らくがまかつイワナ針8〜9号の信者だった自分だけど、あのクラスにはやっぱり役者が不足だと、オーナーの本流キング12号を準備。そして迎えた翌週7/31、今度は朝から。早朝4時過ぎに到着、先行者無し。そんなに人気無いのこの釣り場?

先週の大石の、今度は上流側を流すといきなり目印に訳の分からんサイズの魚体が飛びついてくる。バラシならともかく、これならまだ全然行ける!と、定位していると思しき場所に流し直すと今度はちゃんと餌の方に食いついた! 合わせをくれると身をよじるでもなく、怖いほど静かに上流に移動してそこで止まる。……あ、これちょっとヤバいやつだ。

超長期戦を覚悟して竿を立てる。竿が最大に曲がったその瞬間、ど真ん中からへし折れる中硬ヤマメ竿。一瞬放心するも、折れた先はまだギリギリ繋がってる。必死につかむとまだ魚の感触が有る! が、奇跡もそこで終了。なんとか綱引き状態で手繰り寄せようとするも、穂先の金具本体が吹っ飛んだ。針も外れなかったし、糸も切れなかったのに、竿だけが2回も壊れて魚に逃げられました……。

朝の5時ごろに軽トラで通りかかったおっちゃん(釣りをする人かは不明)とまた雑談。予備の竿で近くを探ってみる物の例によってアタリ無し。農学部ゆりのき並木で餌用のドバミミズを補充していったん帰宅。

なんだか変なスイッチが入ってしまって、数万円を銀行でおろしてから釣具屋へ、小一時間渓流竿コーナー前で逡巡した結果、硬調を一足飛びして、超硬の6.1mで久々に渓流竿を新調。3万5千円くらい?

いきなりの本番ではトラブルが不安なので、テストを兼ねて夕方いつもの前川へ。草が折れてて日中に人の入った形跡はそれなり。堰堤の一番右端にさきほど捕ったばかりのドバミミズを入れると当たった! そこそこ良いサイズ。

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釣り上げた時の感覚で32くらいかな……と思っていたら、なんだかんだ34ありました。超硬の竿のパワーはやっぱり凄いな!これなら勝てる。

翌8/1早朝、三度の天竜川、横川川出会い。やっぱり他の釣り人はいない。そういう物なの? 今回は少し上流の流心の合流部から流してみる。二川の流れが合流しているだけで、河床に若干のかけあがりがある程度。アタるもミミズ通しを使っているのにハリス側のミミズ半分だけを食い千切られる。ドバミミズは案外千切れ安いからなのか。

例の石周辺の上流部、以前と同じ場所で魚信。乘った! 尺は超えてる! ここで大型魚用のランディングネットを車に忘れて来た事に気付く。でも竿のパワーが昨日までと全然違う。仕掛けも0.8号通しの新品。針もデカイ。抜けるでしょこれなら!

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なんだこの体高は!?という34cm。昨日の軽トラのおっちゃんと再会して「竿を折っちゃった甲斐があったね〜」と祝福される。ちなみにパニくってカメラ水没をやらかしました……治らなかったら新しいカメラ買おう。

もう帰って良いかなという気分も少しあったけれど、もう少し釣りを続ける事に。今度は例の大石の下の弛みと流心の間を流すと、例によって目印が流心に突っ込んでいく。乘った。本当にかかりがえらい良い本流キング。針を変えた甲斐もけっこうあったな。先ほどの魚体よりも一回りデカイ。けれども寄るし、浮く。メーカー売り文句の40オーバー向けの言葉に確かに偽りは無かった。ダイワえらい。

今度はランディングネットの用意は有ったのだけれども、立ち位置の都合上、傾斜した足場の上で、左手に竿を持ち替えて、右手でネットを持って、魚体をネット収めるのがやっぱり辛そうで、結局再びのゴボウ抜き。

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計測せずにリリースしちゃったけれどもランディングネットとの比較でも36cm以下って事はないよね……。流石にもう十分なので納竿。自宅へ帰ってまだ朝の6時半というのはタイムパフォーマンスが良すぎる。

気になったのが
(1)なんでこんなに魚が付いていたのか?
(2)競争率の高い天竜川でなんでこんなに他の釣り人がいないのか?
の2点。

(1)については、本流より比較的冷たく新鮮な横川川の水が入る場所、というのがポイントなのかなと。本流の水が温くなった時期に冷水を求めて魚が集まる場所。二川の合流点の流心脇に、かけあがりと隠れる大石が絶妙に組み合わさったピンポイントは周辺にここだけで、本当に少し離れただけで魚の気配が全く無い。

(2)については、本流の水温が上がり始める時期になってはじめて魚の集まるポイントなので、これより早いシーズンでは早々に魚が釣り切られて、釣り人は見切りをつけてだれも寄り付かなるという事なのかなあと。

という事で来年以降のチェックポイントは、低水温期と高水温期で魚の付き方に違いがあるかどうか。刮目して待て。
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