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2019年07月24日12:06

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うちは「おととい」やけど

 「おとつい」は「万葉集」にある「乎登都日(をとつひ)」に由来する語だそうですので、かなり古い言葉です。「おととい」はその変形ですが、これも平安時代に転訛したものなので、1000年の歴史を持ちます。
 ただ、日本語は、関西に新しい言い方、遠国に昔の言葉が残るというのが普通の形です。そこで、調べたところ、江戸時代に弟兄の意味で「おととい」という言い方ができたからだそうです。つまり、「おととい」という言葉が二つあって紛らわしいので、一昨日のほうの「おととい」が「おとつい」に先祖返りしてしまったのです。
 ただ、これは上方で起きたことですので、記事の分布図で関西近在に「おとつい」文化圏が広がっているのは当然なわけです。これに対して、関東南部や佐賀県に同様の文化圏が広がっているのは、もっと古い日本語を残しているということになります。
 なお、「をとつひ」の「をと」は、遠近(をちこち)と同じく「遠い」、「つ」は天津風、時津風等の「つ」で「〜の」の意味ですので、「遠い日」を意味します。つまり、上代の人は、今日、昨日、過去だったわけですね。
 
■一昨日を「おとつい」と言うのは関西人だけ? 全国調査してみたら、意外な結果が...
(Jタウンネット - 07月24日 06:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=5719067
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