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2019年06月20日23:59

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不登校経験者から言わせてもらうと

 不登校経験者から言わせてもらうと、自己否定感は強いです。
 それから、不登校の人間の言う「普通」というのは、今、考えると、とてもなく高いところにある「普通」です。ですから、なぜ私は90点しか取れないのと泣いているようなところがあります。したがって、「普通じゃない」の呪縛とタイトルにありますが、この「普通」は一般的な普通とは全然違うものなのですが、不登校の人たちは、この点を正しく認識しておりません。当事者が分かっていないのですから、一般の方々の理解が進まないのも当然です。
 なお、いじめで不登校になる方は一定数おりますが、少数派だと思っています。むしろ、学校の中で行きたくなくなる要素があり、それが性的なもの、家庭に起因するものだった場合、他人に相談しにくいし、反論もしにくくて、無意識のなかにとじこめられます。そして、その無意識の記憶が行きたくなくさせているのが原因であることのほうが多いように思います。
 そして、これが一番誤解されている部分なのですが、本人は行かなくてはいう意識が強いのです。しかし、その無意識の行きたくないに邪魔されて動けなくなります。にもかかわらず、周囲は、行かせたいという意識が強いので、「行きなさい」と言うだけでなく、不安を煽ることまで申します。親も、先生も、同級生も。しかも、それを本人は「正しい」と思うのです。
 では、正しくないのは誰かというと、親も、先生も、同級生も正しいのですから、自分しか残りません。ですから、自分の中の悪い点を探し続けていくわけですが、他人からあの子は慎重な性格でいいなと思われているかも知れない部分が、愚図、とろいとなり、行動力があるが、考えなしになるわけです。つまり、オセロと同じで、自分の中にあるすべてが悪になるのです。そのような人間を肯定することは出来ないので、自己否定となるわけです。

 ■大人になっても続く「普通じゃない」の呪縛 不登校経験者の苦しみ
(ウィズニュース - 06月20日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=5671092
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