mixiユーザー(id:4626097)

2021年02月26日20:09

80 view

風化させてはならない北朝鮮拉致事件

今日はシネマロサ池袋で「めぐみへの誓い」を観てきました。

監督:野伏翔

配役(役名):菜月(横田めぐみ)、坂上梨々愛(横田めぐみ少女時代)、原田大二郎(横田滋)、石村とも子(横田早紀江)、大鶴義丹(辛光春)、安座間美優(田口八重子)、小松政夫(金本印刷社長)、仁支川峰子(夏仙)、小林麗菜(金賢姫)他。

演劇で上演された北朝鮮による拉致事件を映画化した作品です。

13歳で拉致された横田めぐみさん、2人の幼い子供を残して拉致され金賢姫の教育係にされた田口八重子さん、印刷会社に勤務していた青年が拉致されるに至る場面を中心に描かれています。

物語は横田滋さん・早紀江さん夫妻が政府高官からめぐみさんの死亡と、めぐみさんの娘がいる事を伝えられ記者会見に臨む場面から始まります。
そして、家族会による救出を求める署名活動では家族や活動家に冷ややかな目を向け、従軍慰安婦強制連行や他国の人権問題にこそ重視すべきだと反駁し、被害者家族の心を逆撫でする人たちが目の前を通り過ぎてゆきます。

時系列は遡り、新潟の海岸に工作員が上陸します。
そして、日本に潜入している工作員の辛光春が渋る金本印刷の社長に協力を求め、金本社長は若い社員に睡眠薬入りのコーヒーを飲ませます。
若い社員が目を覚ますと、そこは病室のベッドで、やがて医師が入って来て注射を打ち、若い社員は昏倒して拘束されます。

池袋では仕事を終えた田口八重子さんが知人の田宮に居酒屋に呼び出されます。
田口さんは直ぐに帰りますが、田宮は背中合わせに座っていた辛工作員に拉致の標的として田口さんを推薦します。

そして、新潟では中学1年生の横田めぐみさんがバドミントン部の練習を終えて帰宅途中に2人の工作員に拉致されて工作船に乗せられます。
北朝鮮に着くとめぐみさんは招待所に連行されますが、既に拉致されていた印刷会社の社員は激しく抵抗したため、袋叩きに遭います。
辛工作員はめぐみさんに朝鮮語を覚えたら日本に帰すと約束しますが、それは希望を持たせて朝鮮語習得に邁進させる方便でした。
時を同じくして田口さんも招待所にいて、工作員の金賢姫の日本語教育係にされていました。

18歳になっためぐみさんは朝鮮語を習得しましたが、同時に主体思想教育もされ、朝鮮史観の歴史教育もされていました。
めぐみさんは朝鮮語を覚えたので帰国させてもらえるよう辛工作員に懇願しますが、辛工作員は金日成への忠誠を誓わせ、北朝鮮のために働くことを強要し、従わなければ炭鉱で強制労働をさせると脅して暴力を振るいます。
そして、めぐみさんは精神に異常をきたして入院します。

日本では早紀江さんが北朝鮮から送られてきためぐみさんの偽の遺骨を見せられます。

やがて5年が経ち、入院させられている日本人女性から軍の国際電話を使って家族に電話をしたという話を聞かせされためぐみさんは、自分たちが北朝鮮にいると知れば日本は必ず救出してくれることを信じ、退院の日を迎えるのでした。

日本では滋さんの体調が優れない日が多くなり早紀江さんは拉致被害者に呼びかける短波放送ラジオ「しおかぜ」でめぐみさんに必ず助けると呼びかけ、北朝鮮軍の制服を着ためぐみさんがラジオで母の声を聞き号泣します。
そして、早紀江さんは救う会の街頭署名活動で通行人に署名を呼びかけるのでした。

日本側が知る限りの情報を元に被害者が拉致された時の様子や北朝鮮での様子を想像して制作された作品です。
大鶴義丹扮する工作員が、日本の外国に対する警戒心のなさや、スパイを取り締まる法律がなく緩い対応しかしてこない事を嘲笑っている場面は印象的でした。
拉致被害者を救うシンボルのブルーリボンバッヂを着けている議員も着けていない議員も是非本作を観て、拉致被害者救済に全力を尽くして欲しいものです。
一般人の方にも是非観てもらって被害者救出の機運を高めてもらいたいと思います。

公式サイトURL
https://www.megumi-movie.net/

3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年02月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28      

最近の日記

もっと見る