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2020年01月29日17:24

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ドン・キホーテは蘇った!

今日は新宿シネマカリテで「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」を観てきました。

監督:テリー・ギリアム

配役(役名):アダム・ドライバー(トビー)、ジョナサン・プライス(ハビエル)、ステラン・スカルスガルド(アレクセイ)、オルガ・キュリレンコ(ジャッキ)、ジョアナ・リベイロ(アンジェリカ)、ジョルディ・モリャ(ミシュキン)他。

2000年に制作を開始するも、諸事情により9度も頓挫した末に、ようやく完成に漕ぎつけたスペインの古典小説を題材にした悲喜劇です。

主人公のトビーはCM監督で、制作会社のボス、アレクセイは企画会議を兼ねた夕食会を催します。
そこでトビーはジプシーから学生時代に制作した自主制作映画「ドン・キホーテを殺した男1むのDVDを受け取ります。
その夜、トビーはボスの妻ジャッキに誘われた彼女の部屋で情事に及びそうになりながらDVDを見始めますが、そこへボスが帰ってきてトビーは逃走します。

翌日、トビーはドンキホーテを題材にしたCM撮影現場から、かつて映画を撮った村にバイクで向かいます。
少女役で出演していたアンジェリカは女優を夢見て家を飛び出し、ウォッカ王ミシュキンの囲われ女と化し、トビーは父親に恨みを買っていました。
トビーはドンキホーテ役を演じた靴職人のハビエルに再会しますが、ハビエルは自分がドン・キホーテだと信じ込み、甲冑を纏ったままの姿で、トビーを従者のサンチョ・パンサと思い込んで迫ってきます。
もみ合いの末、ハビエルの小屋が火事となり、トビーは逃走しますが、撮影現場にやってきた警察に逮捕されてしまいます。

護送車で送られる途中、愛馬ロシナンテに跨ったハビエルが護送車を襲い、トビーはサンチョの出で立ちをさせられて、ハビエルの冒険の旅に付き合わされることになります。
その道中、風車を見たハビエルは巨人が姫を襲おうとしていると信じ込み、風車に突進した末に怪我を負います。
女性はハビエルを不法移民のモロッコ人が住むスラムに連れて行きますが、トビーは彼らがイスラム過激派テロリストと推測します。
警察が彼らの取り締まりにやってきた隙にトビーはハビエルを連れてスラムを逃げ出します。

途中で金鉱山跡を見つけたトビーは坑道に転落し、行動を歩くと川べりでアンジェリカと再会します。
彼女は雇い主のミシュキンから虐待を受けていたようで体に多数の傷跡をつけられていました。

トビーとハビエルは旅を続けますが、仮装したジャッキの一向にミシュキンが買い上げた古城に連れて行かれます。
ミシュキンは仮装パーティーと称して、ドン・キホーテの演劇に彼らを巻き込みます。
大立ち回りの挙句、ハビエルが転落事故に遭いますが、ハビエルはトビーに自分が靴職人のハビエルで、自分はドン・キホーテを演じ続けていたことを告げ、サーベルをトビーに託します。

トビーはアンジェリカと彼の故郷の村にハビエルの遺骸を届けに向かいますが、そこで見た風車が3人の巨人に見えたトビーは風車に向かって戦いを挑み、トビーが新たなドンキホーテとなり、アンジェリカはサンチョ役となって旅を続けるのでした。

構想に30年を要し、9度も撮影に失敗し「映画史に刻まれる呪われた企画」と呼ばれているそうです。
風車に向かっていった妄想癖のある人物ぐらいの認識しかなかったのですが、老人が狂気じみた人物を演じて見せたというところに本作の突飛で面白いところだと思います。

公式サイトURL
http://donquixote-movie.jp
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