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2019年11月21日18:07

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あるべき姿のメディアとジャーナリズム!?

今日は新宿ピカデリーで「i 新聞記者ドキュメント」を観てきました。

監督:森達也

主な出演者:望月衣塑子、森達也、菅義偉、伊東詩織、籠池泰典、籠池諄子、前川喜平他。

映画監督・森達也が東京新聞社会部のお騒がせ記者・望月衣塑子を追ったドキュメンタリー作品です。
官邸記者会見で執拗に質問を繰り出す彼女に監督は関心を持ち、政府の報道に対するる姿勢に疑問を持ち、本作の制作に至ったようです。

先ず、望月記者が沖縄の辺野古基地移設反対運動をする活動家の取材で沖縄にやってきたところから映画は始まります。
ヘドロ化する赤土の使用を10%以下と決め乍ら、活動家たちの目にはそれを遥に上回っているという主張を基に望月記者は官邸会見で菅義偉官房長官に食い下がります。

続いてはフリージャーナリストで、元TBSワシントン支局長に性的暴行を加えられたと訴えている伊東詩織氏への取材で、裁判に臨む伊東氏を励ます姿が映し出されます。

舞台は再び沖縄へと移り、毎日新聞が、警備会社に配布された辺野古基地移設に反対する活動家の一覧について望月記者が菅官房長官を問い詰めるものの、官房長官は知らぬ存ぜぬに終始します。

次は加計学園騒動の張本人、籠池夫妻への取材となり、籠池氏が自身の経営する幼稚園の園児たちに教育していた内容からは変質した立場を披露しています。
そして、望月記者は福島へと飛び、元文科大臣の前川喜平氏への取材へと移ります。

執拗な質問を繰り返す望月記者に対し、官邸側は質問を2問までと制限をかけ、これに対し望月記者以外のジャーナリスト・メディア陣営は言論統制と騒ぎ立てます。

望月記者は沖縄宮古島での平和合同学習会に出席し、出席者から空自の施設で弾薬庫の名を伏せた保管庫と燃料給油所が近接している問題で、問題点を隠そうとしている防衛局の態度に不満を抱いていることを聞き、官邸記者会見で菅官房長官に咬みつきますが相手にされず空回りに終わります。

記者クラブからの全員一致による推薦がないと官邸に入ることすらできない森監督の不満と、官房長官に執拗に咬みつく望月記者が映し出された映像でしたが、特に後半は菅官房長官と望月記者の不毛な戦いにしかなっていませんでした。
昨今はフェイクニュースと呼ばれる嘘の情報が蔓延し、何が真実なのか一般人には分からない事が多く、追いかける記者たちもどこに向かっているのかよく分からない面が多々あるように思います。
本作から分かるのは、望月衣塑子という記者が常にカリカリしていて、早口でまくしたて、偏った見方をし、権力に対する恐れを抱かない怖いもの知らずで、強靭なメンタルの持ち主であるという事でした。
そして、反体制派からは強力な味方として奉られていることは分りました。

公式サイトURL
https://i-shimbunkisha.jp/
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