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2020年07月31日16:38

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投稿詩

 先週のメランジュは欠席。配偶者が出かける予定だったので、こちらが留守番。最近は仕事の準備に手間取るため、それがなくても出かけることは無理だった。
 投稿だけはした。以下に記す。なお、先月投稿した分が、迷惑メールとなっていたため、今月は二編発表となっていた。

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記憶の不全

鋸刃を引いたのはいつだったか
いや引かなければいけないのに
押してばかりいたような感触も
それがまだ舌がもつれる前の話

電気回路図の抵抗も鋸刃でなく
長方形を描くようになったので
米の配偶者ゆえ稲妻だとの説に
残るギザギザはカミナリくらい

砂残るネジ穴と知らずネジ回し
ドライバーの腕へと伝う軋みに
砂粒の砕けつつ味覚は触覚だと
苦みを伴う味が舌を走り抜けた

鋸刃は押すではなく引くのだと
教えられた頃の話を舌が記憶し
砕けた砂粒の振動は手から腕に
腕から肘に至り肘の記憶は消滅

舌の記憶が思い起こす五七五は
衰ひや歯に喰ひ当てし海苔の砂
当時、芭蕉の句を承知かどうか
今となっては舌にもわからない

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