〜スーパージェッタ―、宇宙家族ジェットソン、バック・トゥーザ・フィーチャー〜
乗物シリーズだが、今回は架空(SF)の乗り物。
まず!タイムマシン。
場所を移動するのではなく、時間を移動する乗物と考えられる。
昔から映画、漫画に良く出てきたが、HGウエルズ原作の
「80万年後の世界」が有名。
その映画は、1960年と2002年に制作され、前者はテレビ、後者は劇場で観た。
舞台が19世紀なので、機械もクラシック。レバーなんか風情がある。
テレビドラマで1960年代「タイムトンネル」というのもあった。
漫画&テレビアニメ(1965年)では、未来から来たスーパージェッターが
乗っていた「流星号」(左画像)。
30世紀の未来から来た割には昭和のネーミングなんだな。
これは、タイムマシンであると同時に、空間も移動(飛べる)乗物、
エアカーと思われる(後述)。
ということは、映画バックトゥーザ・フィチャーの「デロリアン」とも共通する。
同シリーズ、パート2では、空も飛ぶ自動車として描かれている。
先ほど出た「エアカー」、これも私が小学生だった1960年代には、
よく出てきたが、なんらかの動力によって、空中を浮揚して空も
飛べる車と定義できる。
未来を描いたアメリカアニメ「宇宙家族ジェットソン」にも出てきた。
小型UFOというスタイルだが、やはりエアカーだろう。
そして、映画「フィフス・エレメント」1997年公開ブルース・ウィリス主演
これも劇場で観たが、2263年の世界に走っている(飛んでいる)のは
エアカーだな。
次にロケットベルト(ジェットパックとも呼ばれる)
背中に付けたカバン状のジェット噴射器で空を飛ぶ。
初めて見たのは、『007 サンダーボール作戦』1965年(中央画像)。
これは、全くの架空の装備とは言えない。
1984年に開催されたロサンゼルスオリンピックの開会式では
リアルのを見てビックリした。
https://www.youtube.com/watch?v=egz0BXbGnJU
出来ることなら、これで空を飛びたいものだ。
やはり、オリンピックの開会式は、こういうアトラクションで
世界の人々の度肝を抜かせないと!
それ以前に、海外から一般客を招かないって、もうオリンピックの意味はないね
。
■東京五輪、海外一般客の受け入れ断念へ 日本側が
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6439625
さて、このロケットベルトのルーツを検索したら、
ロケッティアという1938年のアメリカンコミックのようだ。
鉄人28号の背中のロケットもこれを参考にしたと思われる。
2000年制作韓国、アメリカ合作映画「怪獣大決戦ヤンガリー」では、
ロケットベルトを付けた特殊部隊が機関銃でヤンガリーを撃つ。
ジェットモグラタンク(右画像)
これは、テレビドラマ「サンダーバード」に出てきたが、
巨大なドリルで、地盤を掘削し、地下に突き進むタンク。
これ、実際に作ったとしても、ドリルが地面に突き刺さり、本体が回転して、
地下に進めないと突っ込みが入った。
ともあれ、同型のタンクは、手塚治虫の初期作品「地底国の怪人」
(1948年)に登場する。
と言って、このタンクが手塚の発案で、サンダーバードがパクったとも思えない。
調べてみると、エドガー・ライス・バローズのSF小説『地底の世界ペルシダー』に
「鉄モグラ」の名前で登場。1914年には、もう映画化されているという。
こういうタンクで、あまり地下には行きたいとは思わないけれどね。
いやあ、私が小学生くらいは、こんな夢のある未来の乗物が
たくさんあったなぁ。
そのルーツを探るのも面白い。
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