〜昭和55年上半期〜宏美の妹も、シャネルズも〜
年ごとの歌謡曲を紹介するテーマ。
今回は、昭和55年、というより1980年と呼んだ方がピンとくる。
私は学生最後の年だったが、、まさしく新しい時代が始まった。
その上半期、基本的に1月〜6月までに発売になった曲、
もしくは流行った曲をピックアップする。
「TOKIO」沢田研二1月1日
作詞:糸井重里 作曲:加瀬邦彦
ジュリーは、この年も初めからパラシュートを背負って
派手、派手に登場してきた。
「ランナウエイ」シャネルズ、2月25日
作詞:湯川れい子、作曲:井上忠夫
この年に出て来たニューフェイスの第一弾。
パイオニアのラジカセのCM曲として、春休みによく耳にした。
1950年代のアメリカポップスの雰囲気だった。オリコン一位を獲得。
テレビに出て来たシャネルズは、顔を靴墨で黒く塗って黒人を装い、
普段は旋盤工とかトラックの運転手をしている労働青年という
のが話題になった。ボーカルの4人は私と同学年なことも共感を感じた。
しかし、第二曲目(トゥナイト)をリリースした後7月に不祥事が発覚
、
この年の下半期は謹慎した。
「南風-SOUTH WIND」太田裕美3月21日
作詞・作曲:網倉一也
太田裕美、久々のヒット。
これもCMソング(キリンオレンジ)で知った。
多分に、このCMの映像、というかモデルの女の子の
イメージが功を奏している。
春から初夏にかけてピッタリな曲だった。
「ダンシング・オールナイト」、
もんた&ブラザーズのデビュー曲
作詞:水谷啓二 作曲:もんたよしのり
なんと言っても、もんたよしのりのしゃがれた声が
印象に残っている。
4月21日リリース、6月から10週間、オリコン一位
という爆発的ヒット。昭和55年年間一位
「涼風(すずかぜ)」岩崎良美、5月21日
作詞:来生えつこ 作曲:芳野藤丸、
岩崎宏美の妹ということで、売り出された。
「ザ・ベストテン」の「今週のスポットライト」
で同じく新人の松田聖子と一緒に紹介されたのを覚えている。
聖子の方は「エクボ洗顔クリーム」のcMソングを
歌っている歌手か!?という感じ。
結局、彼女のデビュー曲「裸足の季節」はベストテン入りせず、
良美の「涼風」がランクインした。
しかし、その後は逆転したなぁ。良美も歌唱力はあるが、
姉と同じことをしても姉を越えられない。
ドス・カラスが兄のミル・マスカラスを越えられないのと同じ。
テリーファンクは、ハチャメチャをやったから兄のドリーを越えられた。
「帰ってこいよ」松村 和子、4月21日
作詞:平山忠夫 作曲:一代のぼる
https://www.youtube.com/watch?v=kU6zzYv3Lac
この年は、後半期で紹介するけれど、田原俊彦、松田聖子、
河合奈保子とニューヤングアイドルが豊作だったが、
その中でも異色中の異色。
日本有線大賞の最優秀新人賞をトシちゃん、聖子を押さえ受賞。
さて、ベテラン勢は
「昴(すばる)」谷村新司(作詞、作曲も)4月1日
これは名曲だな。
この頃同じ「アリス」のメンバー、ベーヤンこと堀内孝雄も
ソロ活動に力を入れて、アリス解散か?と言われた(翌56年に解散)
「南回帰線」、滝ともはる&堀内孝雄、4月25日
作詞:山川啓介、作曲:堀内孝雄
「不思議なピーチパイ」竹内まりや、2月5日
作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦
デビュー4枚目で、初めてベストテン入り。
奇しくも、同時期、後に結婚する山下達郎も
「RIDE ON TIME」で初のベストテン入りを果たしている。
「順子」長渕 剛(作詞、作曲も)6月5日
但し、↓のyoutube、画像と歌詞がちょっと違う!(^^:
そう好きな曲でもないが、55年度、年間5位。
で、結局、この昭和55年度、
レコード大賞、日本歌謡大賞を受賞したのは、
八代亜紀の「雨の慕情」だった。
4月25日作詞:阿久悠 作曲:浜圭介
まぁ、この年の上半期、他にヒットした曲もあるでしょうが、
基本的に、私が好きな曲しか紹介しないので
その点は、ご了解ください。
しかし、、40年後、令和2年のTOKIOは
遠いところへランナウエイも、「南風-SOUTH WIND」
の爽やかな初夏もダンシングオールナイトも
できない街になっちゃったなぁ。
山中伸弥教授 流行収束へ提言
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6041660
ウイルスのない東京よ、「帰ってこいよ」!!(^^:
では、昭和55年後半は、10月にアップします。
ログインしてコメントを確認・投稿する