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2018年06月08日22:31

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追悼・土山しげる〜謎のトースト定食〜食い物漫画

〜孤独、極道、野武士、荒野、食の軍師〜
あまり話題にならなかったが、5月24日にグルメ漫画家の土山しげるが
亡くなった(享年68)。今、話題の紀州のドンファンと同じ命日になった!

改めて調べると志村けん、ばんば ひろふみと同じ1950年2月20日 生まれ。
2月20日に生まれたのは、長嶋茂雄、アントニオ猪木、石川啄木、
シドニーポワチエ、バディーロジャーズ、天才が多いな!

このバディ・ロジャーズが近代アメリカプロレスを作ったんだよなぁ。
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梶原一騎のプロレス漫画を読むと、弱くてずるいチーズチャピオン、
ゴッチに控室で殴られた卑怯な男として描かれているが、
昔、’50年代の古いフィルムを見たが、とにかく恰好良い!
ジャイアント・馬場が「史上最高のレスラー」と評している。
猪木と同じ誕生日とは奇遇だ。

あせあせおっと!話が逸れたので、本題に戻すと、
私は、土山しげるの漫画を2004年〜09年に、週刊ゴラクで
連載した「喰いしん坊!』で知った。
これは、大食いを職業としているフードファイターを
描いた作品だが、食い物が出てくると、やはり目が行ってしまう。
それに彼の絵柄がキレイだからね。
最後は、主人公を始め、世界中からフードファイターが
台湾の財閥が主催した「喰輪杯(クイリンピック)」という大食い大会に
出場し、大食い世界一を争った。テレビ東京の「大食い番組」以上の
スケールの大きさ。漫画だから何でも描ける。
ただ「「喰いしん坊!』というタイトルはどうかな?
最初は、こういうストーリーの予定ではなかったのかも知れないが。
「大食い番組」も一頃に比べると少なくなった。
その中でもギャル曽根は、タレントとして生き残っているけれど。

手(パー)彼の連載中の漫画は、後述するが
「別冊漫画ゴラク」の「荒野のグルメ」と週刊大衆の「東北めし!」だが、
こちらはあまり読んでいなかった。

他には(連載終了)、刑務所の中で囚人たちが娑婆で
食べた食事を語り合う「極道めし」(左画像)。

別に、元極道者だけが、出て来るわけでもないんだが。
これは、食い物の話と合わせ、なんで犯罪を犯したのか?
とかいうシーンも描写されている。
刑務所の生活を描いたのは、花輪 和一の「刑務所の中」があるが、
この漫画も所内で出された食事を細かく描写している。
2ページ見開きで、その献立だけ描いたページがあった。
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ペン「野武士のグルメ」と『荒野のグルメ』
この2作は、ちょっと主人公のキャラが被っている。
どっちも小太りのオッサンで、前者は定年後、暇を持て余し
散歩中に、商店街でオデンをつまみ食いしたり、喫茶店で
ホットケーキをオーダーしたら、やたらとクリームとフルーツが
多くて当惑したとかそういう話。(WEBマガジンの『幻冬舎plus』連載、
私は「極道めし」と合わせ、図書館の単行本で読んだ)

特に、印象に残っているのは、某喫茶店の「トースト定食」(中央画像)。
主人公もどういうモノか知らずに、頼んだ。
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そしたらミニカレーライスとトースト&コーヒーのセット、
どう食って良いのか?悩む。
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実際に食いにくい。
どうしても、食うなら、最初にカレーライスだけを食べて、
それからトースト&コーヒーだな。

しかし、カレーライスとトーストで「トースト定食」
というネーミングもオカシイわな。

私は、某所で「コーヒー定食」という看板を見て不思議に思った。
コーヒーコーヒーに飯と味噌汁が付いたものなのか?
よく見れば「コーヒー・定食」で、なんのことはない。
「コーヒーと定食の店ですよ」ということだったあせあせ
一時はどうなることかと焦ってしまった。

後者の「荒野」は、まだ現役の営業部長。
ただグルメというより「酒」のウエイトが大きい。
たいてい仕事の後に小料理屋に寄って一人で料理をツマミながら
酒を嗜む。「酒の細道」的趣向が濃い。
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これは「別冊・漫画ゴラク」に2015年から不定期ながら
連載されていたんだよな。

そして、共に原作は、あの「孤独のグルメ」と同じ久住昌之。
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だから、そのテイストが濃い。

それにしても、「孤独のグルメ」は、作画の谷口 ジローも
2017年の2月に亡くなった(享年69)。

今、久住のグルメ漫画を描いているのは、元々のパートナー泉 晴紀、
彼と久住のコンビ名で泉 昌之名義。
週刊漫画ゴラクに「食の軍師」を不定期ながら連載しているが
私は、結構好きだ!

トレンチコートとソフト帽姿の主人公、本郷、一見、渋いが
やっていることがズッコケている。勝手にライバル視している
力石との絡みが面白い。

そして、本郷の脳裏に登場して、食の進め方を
助言する諸葛孔明風の「食の軍師」(右画像)
これ、彼等の初期作品「格好良いスキヤキ」(83年)に
でて来るキャラクターが元なだよな。
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これも昭和のテイストが満載だった
■もうすぐ新元号。その前に昭和を振り返ってみたら……
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=176&from=diary&id=5146401


で、この「食の軍師」もドラマ化されていたんだな。
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知らなかった。(^^:





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