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2017年05月26日22:24

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禁じられた遊び〜昭和歌謡曲98〜洋画の題名から取った曲

〜勝手につけやがれ!〜
映画の題名には著作権が発生しないので、
そこから曲名につけてもOKだと聞いた。
これ昭和も30年代は、あまりそういう例はなかったと思う。
昭和40年代後半から、阿久悠あたりが多用した感がある。

まぁ洋画の題名をパクった、肖ったといっても、「卒業」とか
普通名詞の場合は偶然ということもあるし、
洋画がそんなに有名でもなく、その公開と歌謡曲のリリースの
期間が離れている場合はパクリとも言えない。

昭和28年公開のアメリカ映画「「終着駅」と
47年ヒットした奥村チヨの「終着駅」作詞:千家和也/作曲:浜圭介
なんか微妙だと思う。

るんるんスパイダース解散後、
井上順之のソロデビュー曲「昨日・今日・明日」昭和46年4月
作詞:阿久悠 / 作曲:都倉俊一

同名のイタリア映画(昭和38年)は、後年、テレビで見た。
監督ヴィットリオ・デ・シーカ、主演ソフィア・ローレン&マルチェロ・マストロヤンニ。
ストーリーはよく覚えていないが面白かった。

目曲がリリースされた時に、ハッキリ
「これは洋画のパクリだ」と思ったのは、
「禁じられた遊び,」 山口百恵 、昭和48年11月

これも作詞は、「終着駅」と同じ千家和也。作曲:都倉俊一。
映画の方は、昭和28年公開、ルネ・クレマン 監督で、
フォト
映画のタイトルと共に、ナルシソ・イエペスが弾いたこのギター曲が
「禁じられた遊び」とその後、呼ばれたが、

元々、ギターの練習曲で、「愛のロマンス」とかベタな曲名もついていた。
映画「禁じられた遊び」は、予算がオーバーして
主題曲にオーケストラを使う金がなくなって、しかたなく
イエペスに独奏を依頼したとかWIKIにあったが、
情けない話だったんだな。あせあせ

ムード街の灯り:堺正章 、昭和48年6月、作詞:阿久悠 作曲:浜圭介

マチャアキの歌では結構好き。これと「さらば恋人」
くらいしかヒットはないが(^^:

映画「街の灯」はC・チャップリン監督、主演、昭和6年。
通して見ていないがストーリーは知っている。
浮浪者と盲目の花売り娘の話。
紛らわしいが映画は「まちのひ」
歌は「まちのあかり」と微妙に変えている。
ちょっと題名を変えたのは「マイ・フェア・レディ」
→「マイ・ピュア・レディ」(尾崎亜美)があるね。

るんるん「草原の輝き」, アグネス・チャンの3曲目
作詞:安井かずみ、作曲:平尾昌晃昭和48年7月
♪居眠りしたのね いつか小川のせせらぎ きいて♪
アグネスの曲って、これと「ひなげしの花」くらいしか印象に残っていない。
これも、ヒットしている時に36年公開のエリア・カザン監督の
「草原の輝き,だと聞いたが、見ていないし、ストーリーも知らない

翌49年頃は、もう洋画の題名ばっかり
ムード「さらば友よ」 森進一作詞:阿久悠/作曲:猪俣公章 49年4月

映画としては 昭和43年フランス、監督ジャン・エルマン、
アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンの2大スターの共演と言われるが、
まだこの時はドロンの方が遥かに格上だったと聞く。
逆にブロンソンがこの作品で頭角を現したとも。
しかし日本では公開時にブロンソンはまだ無名。
それが45年の「マンダム」のCMで大ブレイク。
それを受けて、森進一の曲の前にテレビの名画劇場で見た記憶がある。

るんるん「黄色いリボン」桜田淳子昭和49年5月
作詞:阿久悠/作曲・編曲:森田公一
映画はジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の西部劇
日本公開は1951年。これもテーマ曲が有名。



ムード「追憶」沢田研二 昭和49年7月
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦

追憶という言葉は普通名詞だが、これも同年4月に日本公開された
バーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードの作品。
一応見たけれどそう印象に残っていない。

ジュリーは昭和52年「勝手にしやがれ」でレコード大賞を受賞したが、
これもし同名の映画がある。昭和34年、フランス映画、
ジャン=リュック・ゴダール 監督、ジャン=ポール・ベルモンド主演。

あと、映画とは全く同名ではないが「カサブランカダンディー」は戦前の
ハンフリー・ボガート主演「カサブランカ」をモチーフにしている。

手(パー)昭和49年に戻って
ムード10月「甘い生活,」 野口五郎 作詞:山上路夫/作曲・:筒美京平
野口五郎は、この曲くらいから好きになった。
映画「甘い生活」はイタリア、 フェデリコ・フェリーニ監督、
昭和35年公開だが、見ていない
私にとって最初に「甘い生活」というタイトルを聞いたのは、
昭和44年頃永島慎二の「漫画家残酷物語」から。

るんるん「夜の訪問者」 小川順子 作詞石坂まさを 作曲城賀イサム昭和50年


昭和50年も後半は、家を出てテレビが見られない環境にあったので、この年の
歌謡曲は疎いが、この人の♪夜の訪問者〜」の独特の節回しは覚えている。
小川順子は〔年齢サバ読みしていないとすると〕、私と同じ昭和31年度生まれ。
分類としてはアイドルではなく演歌なのかな?
一応昭和50年のレコード大賞新人賞の5人の中に食い込んだが、
その後、ヒットがなく引退。
小川順子という名前はありふれているし、外見もどこにでもいる女性
という感じで個性が不足していたと思う。
作詞の石井まさをは、藤圭子の一連の曲を手掛けた人だな。
「新宿の女」「圭子の夢は夜ひらく」「命預けます」と。

映画「夜の訪問者」の方は、昭和45年、イタリア・フランス合作
これもブロンソン主演でテレビで見た。
フォト

「青い珊瑚礁, 松田聖子」 作詞:三浦徳子/作曲:小田裕一郎55年7月
これは、アメリカ映画「青い珊瑚礁」の、もろ肖りだと思ったが、


日本公開の方が遅いんだな(8月),とにかく主演ブルック・シールズ の
映画とこの歌がともに大ヒットして相乗効果を産んでいた。
この時、15歳、美少女の代名詞だった。確かに美女だが、
日本人から見ると180cmはデカすぎる。

聖子にとっては2曲目の歌、デビュー曲「裸足の季節」も
そこそこヒットしたが、これでスターダムに乗った感がある。
歌詞の♪二人きりで流されても良いの♪は映画のストーリーをなぞっているね。


目まぁ名画の題名がそのまま歌謡曲のタイトルに適するとは思えない。
「地上最大の作戦」とか「猿の惑星」
↓「ラプチャー 破裂』なんかも、今後もこういう題名の曲は
リリースされないだろねふらふら

位置情報一番嫌いなモノを与え続ける人体実験の模様を公開!
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