まだいつもより少し寝ぼけた
祝日の朝は
学校の8時の鐘の音が
ゆっくり響き渡るなか
騒がしい鳥達の鳴き声が
誰かの靴音のリズムにのって
マエストロの不在を
美しい青空に浮かび上がらせる
バンマスはただ
粛々と黙って回り続ける
誰にもその音を聞かれないように
うっかり聞かれようものなら
いつか待ち焦がれた終わりが
簡単になくなってしまうから
それはもう
細心の注意を払っているから
そう簡単に聞く術はない
私たちの
心臓達も今日も朝から
決まったリズムを刻む
そこからまた
新しい歌が生まれるけれど
まだ寝ぼけた朝だから
どんな歌になるのかは
誰1人として想像はつかない
朝日を沢山浴びたら
今日も新しい歌を歌える
なんて素敵なことなんでしょうね
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