師匠が走ります　334

毎年
冷蔵庫の中みたいに
街中が冷やされる頃になると
なんだか
宝くじが早く当たって
仕事辞めれないかな
って
本気で考えてしまいます


もしも宝くじが当たったら
って夢想するのが
楽しくてしょうがない


嫌な上司に
辞表叩きつけて
辞められると困るから
今までと絶対違う態度で
接してくるから
今までずっと言えずにいた
あんな事やこんな事まで
言ってやるんだ

しまいには上司は怒り出して
職場はものすごく嫌なムード
営業なんて全くやらずに
上司をアゴで使ってやるんだ

何か文句言ってきたら、
何なら首にしてもらって
結構ですけど？
なんて嫌みたらしく言ってやりたい


なんて、寒くなると
こんな夢想ばかりしているうちに
あっという間に
新年が始まりますね
いつか師匠を
本当に走らせてやると
1人企みながら