小さい頃学校で読んだ
ノストラダムスの大予言
世界は1999年に
滅んでしまうかもしれなかった
TVを見れば
UFOがアメリカに現れては
夜な夜な人体実験を
繰り返していると
矢追さんが言っていた
そしてそんな漠然とした
不安を抱きしめたまま
私も今ではもう
すっかりおじさんになってしまい
当時の大人達の嘘に
まんまとハメられた事さえ
今では懐かしい想い出に
なってしまったけれど
冬の寒い日曜日の朝
誰もいない真っ青な空を
ただボーっと眺めていると
空の向こう側に
まだ誰かの気配を感じる
心の中で
いつもUFOの名前を
呼ぶけれど
今日もまだ、目の前に現れて
私を連れ去ってはくれない
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