「やあ行き倒れだよ」
秋元康氏企画のアニメ、ナナブンノニジュウニが放送中ですね
今までいろんなアイドルアニメが放送されてきましたが、それらは「アイドルという世界はこういうものだろう」と描かれてきたのがほとんどだと思われます
今回のナナブンノニジュウニは日本のアイドルを生み出し続けた秋元康氏が企画を手掛けています
秋元康氏はアイドルを生み出すプロの人です
批判も多いですが、その実力は誰もが認めることでしょう
アイドルを作り出すだけでなく、美空ひばりさんの歌を手掛けたりもしている多彩な人です
「川の流れのように」は彼が作詞したものなのです
もちろん、アイドルの作り方はプロでも、アイドルアニメの作り方に関しては手探り状態でしょう
あまりリアルを描くとエグいものになるのでどのようにアニメに落とし込むのか、過去のいろんなアイドルアニメを見て学んでいるところでしょう
アイドルを作るプロがアニメに挑戦する・・そういう意味では見る価値のある作品だと思います
「滝川みうちゃんの一番やりたくないものをやりにきましたは衝撃的でしたけど、みんなとなじみ始めてよかったよね。ハラハラします。独得な声も不安だけど癖になります」
「実はこのナナブンノニジュウニってのは計算させると面白いんだよ」
22÷7を電卓で計算させると・・・
「おお、円周率の近似値が出るんだ!」
「電卓で見ると、円周率の近似値なんだ、へえそうなんだで終わってしまう人が大半だと思う。そこでX68エミュレータでコンピュータの力を借りると電卓だけでは見えない世界が見えてくる。そこには美しさすら感じるものがあった。昔、私がX−BASICで作った小数点以下を何百桁でも計算出来るMUGENDIVに計算させてみたらおお、これはというものが出てきたんだよ」
何か意味ありげというか、なぜ秋元康がナナブンノニジュウニと言うユニット名を付けたのか、実は思った以上に相当思い入れがあって付けたのではないかとすら思えてくる
「もっと早く教科書でこういう問題に出会えていたら算数を好きになれたかも」
「ほう・・これはなかなかなものだな。3.142857以降は142857で循環小数になっているのか」
「12345と来て6がなく、78ってのが何かを感じさせますね」
「欠けていること、未完成で良い、ないところはみんなで補えば良い、と考えるとアイドルに必要な要素を感じさせますね」
「3は1回しか登場しない。特別ってことか」
「これが、センター・・」
「そのグループの中で唯一のものってことだろうね。特別可愛いでも良いし、特別に変な声とか、とにかく異質であること。特別に地味でもそのグループの中では輝く。だからみうちゃんがセンターってのは合ってるんだよ」
「私にもささやかな特別があったらいいな!」
「無自覚ってこええ・・」
(ちゃんと主人公してたよ、きみは)
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