夫よ、よく聞け

来月、夫が半月板の手術のために、１週間程入院することになった。
今月中に手術はしてほしかったけど、私の口腔外科の手術がそうだったように、手術のできる病院の少ない田舎じゃ、そんなもんか。
それはいいとして、私が許せないのは、その事に対して「１週間くらい家を空けるから…よろしく」だけだったこと。

よく聞け無知な者。入院している１週間の間にお世話になるのは、私ではなくて主に病院のスタッフです。家に居なくなること自体は、むしろ有難い。１週間と言わず永遠に家をあけてほしいくらい。私に苦労をかける日々は、実はもう始まっています。心配する必要ない、私には関係ないと言っても、まともな感情を持った人間なら、夫が手術となれば、色々心配するものですよ。死ぬような病気や怪我じゃないから、主にお金の問題だけど、心配するなというのが無理な話ですよ。
私の母が手術で入院したとき、手術中も付き添ったし、私は２〜３日に１度、洗濯物を取りに病院へ行って、替えの下着も持っていったよ。もちろん病院にコインランドリーはあったけど、シャツとパンツだけのために一回数百円も使えるほど、金持ちじゃなかったからね。それは、当時２０代だった私を、そこまで育ててくれた母が、入院する前に私にお願いしていったからだよ。 ちなみに、入院費用は、たぶん退院する日に払っていくことになるだろうけど、あんた、何十万もの大金を持って入院する気か？普通は、奥さんがいれば奥さんとか家族が、当日や直前に持参してくれるものだと思うけど、あんたが「すみません、お願いします」と言わないから、お見舞いにも行かないし、パンツの洗濯もしないぞ。
私は心配事があるとすぐに胃腸障害を起こす。今まで何度、旦那に心労をかけられたせいで心身症になっただろうかわからないし、今回のことでもそうだったのに、 「俺が病気にした訳じゃない」だって。
今まで夫らしいことを１回でもしてくれたことがないのに、自分が困った時だけお世話してくださいというのは調子が良すぎる。というか、無知な者は、自分がこれからどれだけ困るか想像がついていないのだろう。病気や怪我で入院する時に、一番困るのは独身で家族のいない人です。私の母は入院したとき、頼れる娘がいたことが一番助かったと言ってくれた。我が夫は、このまま大事な一言を言わないだけで、身寄りのない独身男と同じ状況になるどころか、いろんな物が積み重なっているから、これ以上面倒なことになる前に本当に独身に戻ってもらうから覚悟しな。
とりあえず、頭に来たから今日の弁当は作ってないけど、旦那が謝ってきて許そうって気にならない限り、今日の夜から旦那の分の食事は作らない。もちろん小遣いもやらない。
本当に、ただの半月板損傷だけじゃなくて、骨肉腫でも見つかってくれないかな〜。もちろん肺転移ありで。