えー、エスタブリッシュメントという言葉がありますね。
昔、まぁ、1980年代に、アメリカでエスタブリッシュメントという本が流行りました。
成功するためには、何が一番必要ですか?
って、質問に対する答えが、エスタブリッシュメントの価値観を身につけることですね。
って話の本なんですね。
で、エスタブリッシュメントの価値観を見につけるためには、何が必要か?
それは、もちろん、一番いいのは、エスタブリッシュメントのお家に生まれることなのかもしれませんが、一般には、東海岸にある、アメリカのいい大学に入学するための名門高校に入学することだよね。
ってのが、まぁ、アメリカでの答えですね。
それは、イギリスでは、オクスブリッジに入学するためのイートン校とかの名門校であり、アメリカにも、イートン校みたいなところはありますね。
ケネディの自伝を読んでいたときに、生涯で一番厳しかったのは、そういう名門高校にいたときだといいますね。
日本でも、そういう、イートン校みたいな高校はないわけではないです。
ただ、一つか二つしかありません。
東京市立第一中学校は、創立当初の成田校長が、イギリスの名門校のような教育をすると断言しておりまして、日本離れした教育をしてましたね。
イギリスと言ったら、ハリーポッターの全寮制の学校みたいに、寮対抗です。
市立一中は、のちの九段高校で、その後の、六年生の中高一貫校ですからね。
日本一変わってまして、教科書を開かない先生が多いですね。
で、当然のごとく、自虐史観は教わらないし、愛国無罪も知らなかったですね。
明治の半ばで授業は終わり、あとは、自分で考える問題だからというわけですね。
で、そのあとは、日本の歴史教育は、ぐじゃぐじゃだからなぁ。
まぁ、GHQの戦後教育は、まぁ、自虐史観を叩き込みたい、その一点に尽きたわけですね。
で、まぁ、民主主義を教えるより、日本国憲法を読めば、すぐわかるように、平等の仕組みが、すごいボリュームであります。
つまり、日本国は、修正資本主義というか、一番うまくいった社会主義と捉えるのが、正確かもしれません。
で、日本国憲法の理念の宝は、憲法9条でなく、平等に関する部分にありましたね。
その一番のところは、教育の機会均等というところにありますね。
わかりやすく言えば、大阪のあいりん生まれの私が、九段高校で学んだという、世界で日本しかないようなことが起こるのが、日本の一番いいところだったのですね。
で、まぁ、そんな、日本のエスタブリッシュメントは、まぁ、昔は、番町小、麹町中、日比谷高、東大とか言われてましたが、もう一つ、白金小からのコースも知られています。
高松中が出来たあとは、白金小、高松中、日比谷高、東大みたいなコースですね。
私は高輪台小、高松中、九段高、都立大という、一部変わってますが、日比谷より九段は全然上ですね。
だいたいが、社長になりたい人が日比谷を受けて、社長は息子を九段に入れたいというすみわけですね。
で、最初から格が違います。
で、九段は鬼のような授業であり、まぁ、日本一厳しいところがありますね。
でも、脱落しても怒らないのがいいところでして、9割は、脱落してますかね。
で、まぁ、そんな九段のエース級は、とんでもなく強いです。
身体がガタガタになった私ですら、こんな感じなんですから、元気だったらなぁ、とたまーに、悔しく思うことはありますね。
で、まぁ、その日本のエスタブリッシュメントってものは、私、叩き込まれているのが不思議なんだよねー。
どう考えても、日本有数のびんぼーな生まれなんだけと、どうしたもんだか、日本の最良の教育を受けてしまった。
で、ですね。
半沢直樹さんが人気のようですが、やはり、会社の役員とかになれる、なれないは、そのエスタブリッシュメントのメンタリティを持っているか否かなんですね。
で、半沢直樹のように振る舞っていたら、言うまでもなく、会社員失格でありますからね。
なんか、ネットで、証拠隠滅をしたって、そりゃ、犯罪行為でしょう。
つまり、そういうところで、これはやっていいことと、やってはいけないことの区別がつけられないことは、致命的な話なんですね。
で、いきなり、話は飛んで、渡部さんなんですが、お父さんは、しっかりした教育を受けてきたらしく、真っ当な人のようです。
お母さんも、まぁ、エスタブリッシュメントのお家の娘さんかな。
で、佐々木希さんも、昭和の感性が生きているギャル出身ですかね。
ヤンキー出身の方がいいのかなー。
結局、えらく真っ当な日本人の感性を持っている人たちに周りを固められているので、渡部さんはものすごく得をしていますね。
まぁ、最後は、会社の役員会みたいなところで、いいんじゃないと言われる、正攻法を選べるかどうかなんですね。
お父さんと話してみるとわかりますよ。
だいたい、会社の役員さんとおんなじような感性だから。
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