岸洋子さんのCDは、キングレコードの音源なのですが、そのマスターテープを利用して、キープ株式会社というところがCDを作っているようです。
そういうことをするとどうなるかと言いますと、キングレコードでCDを作るのより、新鮮な音がするCDが出来るのです。
これはリマスタリングがどうのこうのというレベルではなくて、マスターテープの音を調整卓を通さずに一気に、デジタル化してしまうような話なのです。
これは、私がハイレゾ配信サイトで売られているのより、いい音のハイレゾをホームページで公開しますよというのと同じ話なのです。
いろいろなデジタル機器を繋げているうちに、エラー補正回路が働いて、本来は微小信号だったものがノイズだとかエラーだとかとして、無くなってしまうのです。
それが、単純に一発で変換しただけだと、エラー補正はかかりません。
それで、音がいいようです。
うちで、ひょっとすると1番音がいいCDはアート・ペッパーというサックス奏者の「ユー・ビー・ソー・ナイス・ツー・カム・ホーム・ツー」というジャズのCDです。
これもEMIのマスターテープから「エッセンシアル・ジャズ・クラシックス」というレーベルがCDを作ったものです。安いCDです。
1957年の録音ですから、真空管のテープデッキの録音ではないでしょうか。
これは、目が覚めるような音がします。
このときの体験があるものですから、もう旧いアナログ録音でもお宝が転がっているようなもので、宝探しをするのも楽しいのではと思ったのです。
そのときに近い体験をしたわけです。
キープ株式会社のCDの中古は宝の山かもしれません。
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