アイドルの“再就職先”、フリーアナが受け皿として拡大
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4208323
この記事を見て思ったことをつらつらと述べていく。
まず、「アイドルの再就職先」ってアイドルがそんなに偉い職業なのか?
フリーアナってそんなに気軽になれる職業なのか?
多分他の方も言ってると思うが、アナウンサーを名乗るからにはそれ相当の「伝える技術」が必要とされる。ただ単に“(可愛い)喋り”をするだけだったらアナウンサーと名乗ってほしくない。それはただの「放送タレント」…て言うと永六輔さんに叱られるかな。
なんかこの流れ、最近のお笑い芸人に似てる気がする。
かつてのお笑い芸人はちゃんとした師匠を持ち、師匠からノウハウを受ける(もしくは自分で盗む)形で成長したもんだ。
でも今は養成所があるせいかどうかは知らんが粗製乱造気味。ちょっとウケても長続きせずすぐ消えていく。
フリーアナも恐らく(いやもう既に)同じような運命をたどる気がしてならない。
話は横道にそれるが、最近の局アナのプロフィールを見ていると「元○○放送勤務」というのが近年やたらと増えた。
「在京局アナの試験に落ちた人が」
「とにかくどこの土地でもいいからアナウンサーになりたいと考えて地方局に就職するも」
「勤務した土地・会社に馴染めず数年で退職し」
「別の局で働く」というパターン。
最終的にはこういう人もフリーになる例が多いから、元アイドルを売りにしてアナウンサーになったところで結局は実力が伴わないとやっていけないよ。
(強引に本筋に戻したった。)
ただし、それはアナウンサーを目指している人の話。
アナウンサーに寄り道してさらに付加価値をつけて、結婚ないしは30代以降のタレント活動につなげるということも考えているのかもしれませんね。
元アナウンサーといううくくりで呼ばれる番組もありますから(クイズ番組が代表例)。
以前日記に書いたことがあるのですが、名古屋の東海テレビのアナウンサーである本仮屋リイナ(ユイカの妹)は入社直後のインタビューで「将来は女優になる」と堂々と言いました。ここまで露骨にアナウンサーを“腰かけ職業”と考える奴が出てきたかとあきれ果てましたね。
採用側がそのように考えているのは実は昔からで、80年代に名古屋の某放送局に入社した女性(現在は名古屋中心にフリーアナとして活動中)が「女子アナは1年単位の契約社員扱いだった」と証言しています。
ただ放送局が人事に関して一般企業と同じような感覚になったのは最近のことかもしれません。アナウンサーを1つの職種と考えるというね。でも、アナウンサーを他の職種に回しても何とかなるでしょうが、他の職場にいたド素人をアナウンサーにさせるのは普通あり得ません(TBSの笹川友里は例外中の例外)からね。
「他の職場にいたド素人」→「アイドル」に置き換えれば本題につながりますね。
東海地区の場合ですと、最近ではメ〜テレの石神愛子(岐阜出身、元・鹿児島テレビ)が該当します。
アナウンサーの人生も様々、ってことでしょうか。