なぜ日本ではテレワークが普及しないのか？

西村大臣が産業界に「テレワークのお願い」をしていますね。GO TOは実施しておきながらよく言えたものです。

ある財団法人で役員をしている友人とのチャットを通して、なぜ日本ではテレワークが普及しないのかがハッキリと見えてきました。
その財団法人も緊急事態宣言中は全職員がテレワークをしていましたが、今はしていません。

彼が言うには、テレワークだと職員が仕事をしないというです。
実際にテレワークで成果をあげている職員は一割くらいというのが、彼の見立てです。
テレワークだと「やっている感」が伝わらないので、仕事の成果がシビアに見えてくるのです。

それなら、彼だけテレワークしたらいいじゃないのかというと、やっぱり出社したいというのです。その理由は「健康のため」だというのです。
彼の家は千葉にあり、都心のオフィスまで片道1時間20分ほどかかります。通勤が規則正しい運動になっているというのです。メタボが悪化している彼が言うと説得力があります。そして、健康には、奥さんの精神的健康という意味も含まれているのです。家事をまったくせず、「ねえ、おなか減ったあ。ご飯まだ〜。」とでもいいいそうな彼がずっと家に居ては、フリーランスで仕事をしている奥さんはたまったものではありません。

それに劣悪な東京の住宅事情では、ダンナに書斎があることは稀です。せいぜいダイニングテーブルかリビングの片隅のパソコンラックがワークスペースでしょう。それでは子供や猫がやってきて仕事になりません。


今日は久しぶりに青空が出ました。
こういうときは明治神宮参拝です。家から明治神宮入り口の自転車置き場まで10分弱、そこから歩いて本殿まで15分、写真を撮ったり鳥を見たりすると、一時間強の朝のお勤めです。