mixiユーザー(id:4472460)

2019年05月27日19:04

75 view

人口減少と鉄道

人口減少と鉄道、石井幸孝(よしたか)著を読む。
石井氏は初代JR九州の社長さんです。
一言で言えば遣り手です。鉄道事業だけではやっていけないので、いかに多角経営をで生き残るかを追求した人です。国鉄時代は九州に廻ってくる列車は、お古ばかりだったそうです。それをJR九州発足以来、斬新な車両デザインで会社イメージを劇的に向上させました。JR九州の列車は、普通列車でもデザインがオサレで、乗っていて楽しいです。


九州は西鉄バスが強いので、料金も高速バスに負けないように勉強しているとか。長崎までの特急などは、距離をベースにした料金の半額だそうです。


鉄道事業の収益は人口密度に比例する、という鉄則があるそうです。
そういう点で、一番厳しい状況に置かれているのはJR北海道ですが、石井氏のような優秀な経営者が来れば、状況が一変する可能性はあると思います。

国鉄民営化当時の経営安定基金で想定した利率が7.3%、というのは今では考えられません。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する