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2018年12月11日22:18

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11月宮崎滞在6日目(最終日)は

11月宮崎滞在から帰ってきて既に20日近く経っており、4日後(14日金曜))にはまた宮崎へ行きますが。
今日は滞在6日目・最終日について。
 
この日は夕方までに空港へ行かなくてはいけないので比較的近場を回る。
ホテルのチェックアウト手続きを済ませ、まず江平子安観音へお参り。
その後は、新田神楽などを通して何かとお世話になっている新富町へ向かう。春日神社、新田神社へお参り。
神楽が行われている時の賑やさが嘘のように思えてくる静かな新田神楽を見回し、3年近く前に始まった宮崎滞在、そして2年近く前に映画『ねぼけ』を通して始まったこの土地との不思議な縁と、その縁を通して得た様々な出来事を思い出す。
 
そういえば、宮崎に来てから「ありがとう」と思うことが多くなりました。
神社へお参りするのも、ご利益を得たいという気持ちが無いことはないけれども、誰でもいいからこっそりお礼を言いたい気持ちをぶつけているというのが大きいのです。
相変わらずワガママで自分勝手な自分だが、心の底でそういう変化があった事自体にやはり「ありがとう」と言いたくなってくる。そんな気持ちを含め、神様をあまり信じていない私がとにかく手を合わせ、なんとなく私を包んでいるものを表してくれていそうなものに手を合わせて目をつぶり、礼を言う。
今回も良い滞在となりました。有難うございました。
宮崎という土地で育ててくれて、再びここへ導いてくれて、自分が育った場所の良さを思い出させてくれて、自分が知らなかったその場所の良さを新たに教えてくれて、土地の良い人たちに引き合わせてくれて、有難うございました。
 
お参りの後、ありえないほどお世話になっている緒方さんにご挨拶に行ったらやはりお留守。
そりゃそうだ、平日のお昼だもん。
ご挨拶の品を玄関に置いていこうとしたら緒方さんのお母様がいらっしゃり、なんと、緒方さんにお電話してくださった。
すぐに緒方さんから私の携帯に着信があり、近くの広場で地元の皆さんと神楽奉納の準備をされているとのこと。
現地へ行くと準備は一段落したところで、お食事タイム。地元のお母さんたちが鍋物、おにぎり、天ぷら、お漬物、みかんをごちそうしてくださる。
新田神楽に行った方々はわかると思いますが、地元の方々が出してくださる食事って素朴なのにすんごく美味しいのですよ。
どうしてだろ?
やっぱり食材がとれたてで新鮮だからかな?
有り難いと言うか、申し訳ないと言うか。これも緒方さんのおかげです。
この日は新田神楽の伶人さんの他に、私のことを覚えてくださっている河野さんもいらっしゃいました。河野さん、私は農業をずっとされている人だと思っていたら、元々中学校の先生だったとのこと。(笑)
宮崎の農家の人にある大らかさにあふれているように思えたのですよ。
皆さんと一緒に食事を頂く。いくらなんでも、部外者の私が、お手伝いもせずただで飲み食いして申し訳ないなぁ……と思っていたら。
そうだ、滞在1、2日目に行った「みやざきテクノフェア」にて、くじで当たった焼酎が車に積んだままだった。
下戸な私は飲めないし、東京まで持って帰るのは大変。どうしようかと思っていたところでした。
こりゃぁちょうど良い……というわけで、お粗末ながらその焼酎を神楽の御初穂料として奉納致しました。助かった。
滞在最終日に思いもよらぬラッキーで、神楽を通して地元の方々とお話をして忘れられない思い出ができ、さらに、処分に困っていた焼酎まで片付きました。
緒方さん、有難うございました。
そして春日神社と新田神社の神様、滞在最終日に素敵な時間を与えてくださって本当に有難うございました。
 
神楽の皆さんと別れた後は、すぐ近くの新緑園でお茶を購入。カフェインに弱い私はあまりお茶を飲めないのでこれは贈答用です。お茶を選んでいたら「どうぞ」と、お抹茶とお菓子をいただきました。店内の方々に、私が東京から来たことと、東京で黒木社長の講演の内容に強く惹かれたことを話したらとっても喜んでくれました。
新緑園の皆さん、良い時間と良い品を有難うございました。
 
車を東へ走らせ新富町の中心部にある「KOYU CAFE」へ、飲み物と軽食またはデザートをいただきに。
ここは数ヶ月前にこゆ財団の永住さんが地元の活性化を目的に始めたお店です。
私が行ったときにはまだランチタイム内でしたが、開店数ヶ月にしていろいろなところから取材を受け人気店のため、既にランチ完売。
まぁ、さっき緒方さん達とお昼ご飯を食べたばっかりだし、また来月……と思っていたら、永住さん、スムージーを作ってくださりました。素材の味がはっきりと感じられる体に良さそうなスムージー、スッキリして美味しかったなぁ。永住さん、有難うございました。
 
さらに東へ行き、映画『ねぼけ』のロケ地である水沼神社と海岸へ。映画のシーンを思い出しつつ、ここ新富町へ来るようになってからの様々なことを思い出す。
これらの不思議な縁。本当に有難う。
 
新富町を離れ、西都原古墳群にある西都原考古博物館へ。
宮崎へ来るようになった一昨年の1月から宮崎は好きになっていったけど、歴史という科目が最も苦手な科目だった私は、これまで西都原考古博物館へ来ても「ふ〜ん」なんて思いながらサーッと見るだけ。
しかし最近、いろいろ思うことがあり、歴史という科目が苦手だった私なりに、宮崎の歴史をちょっと勉強してみたくなってきたのでした。
そんなわけで、いままで15分ぐらいで出ていたこの博物館を、今回は2時間以上かけてじっくり見て回りました。この博物館、展示物が多く、かつ物語形式になっていて、じっくり見ると歴史嫌いの私でもほんっと面白い。これだけ凝った博物館はそうそう無いと思います。これが入館料タダって、太っ腹な宮崎よ、有難う。
 
そろそろ夕方近くとなり、市街地方面へ戻って空港へ向かったほうが良い時間。
 
いつもお世話になっている、そして今回の滞在でもお世話になった小・中学校時代の友人・ター(仮)のやっている美容室へ押しかけ、別れの挨拶。
ターが仕事中でお客さんの頭をいじっているところに急に押しかける私。
ほんっと迷惑だったと思うけど、やっぱり最終日に挨拶ができてよかった。
ター、今回も本当に有難う。
 
車に乗る前に携帯の着信をチェックすると、中学時代の友人・マツジュン(仮)から着信がある。
実は前日の夜、彼の家にひょいと挨拶に行った際不在だったのですよ。
彼の家のインターホンには、カメラがありそれが録画されています。
それに私の顔が映っていたため、電話をくれたそうな。
というわけで。
空港へ行く前に、マツジュンの家へ行き、玄関先でちょっとだけ立ち話。
マツジュン、いつも慌ただしくってゴメンね。今回の滞在でも最後の最後に会えて良かったよ。有難う。
 
18時50分発の飛行機に乗るにはそろそろ空港に向かった方が良い時間となり、マツジュンと別れ、空港へ。夕方になると宮崎の道もかなり混雑し、空いている時の3倍以上時間もかかることもある。この時もやや混み始めてはいたものの、渋滞はまた短く、無事に空港近くのオリックスレンタカーでレンタカーを返却。
慌てん坊でせっかちで、車を持っておらず東京では運転することのない私が今回も6日間事故を起こさなくてよかった。有難う。
 
車を返却し、オリックスレンタカーの送迎車で宮崎空港へ。
送迎車の運転手さん、見た目より人懐っこい人で、空港に到着するまでの間、明るく話をしてくれました。滞在の最後の最後に宮崎らしい明るさと大らかさを味わうことができました。運転手さん、有難う。
 
飛行機は30分ほど遅れて出発しましたが、飛行機は無事に到着し、羽田で中野行のリムジンバスにもすんなり乗ることができ、順調に我が家まで帰ることができました。有難う。
 
一昨年の1月。
33年ぶりに宮崎の地を踏みその景色を見た時には、はるか昔に見た古い映画の世界に迷い込んだような、夢と現実の間を歩いているような、それまで味わったことのなかった奇妙な感を覚えました。
その時には宮崎へ来るのはこれが最後だろうと思っていたのに。
あれから宮崎へ来るのもかれこれもう20回以上。
今はもう、宮崎へ来ても中野にある我が家の近所を歩いているのとあまり変わらなくなってきて、今や宮崎は、私にとって非日常ではなく、日常となりつつあります。
非日常的な感を味わえるわけでもないし、宮崎県内にある有名な観光地へはほとんど行っちゃったし。
なのになぜ宮崎へ行くのだろう?
そんなことを考えた時、やっぱりここは、私にとって自分が少年時代を過ごした思い出の場であり、同時に、15歳になってから私が過ごした東京とはまた異なる価値観があり異なる時間の流れる場であり、自分が知らなかったことや考えたこともなかったことを教えてくれる場であり、東京にはない優しさ・温かさに満ちまた、不思議な縁の繋がっていく不思議な場所だからなのかな、なんて思うのです。
 
そんなわけで。
宮崎よ、忘れられない時間を有難う。
また3日後に。(笑)
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