経済対策と言うならば❗

4〜6月期の実質GDPが、先日示され、戦後最悪と言われる。

そうすると、
「ほら見たことか！コロナより先に経済で人が死ぬ！」
などと言う者が出てくる。

まず、これについて言うと、経済苦境で自殺する人には、『選択権』がある。
『死を選ぶ』か、『思いとどまる』か。

しかし、感染症の重症者にとっては、「死にたくない」と言っても、選択権はない。
『悪化すれば死ぬ』
それだけである。

話を戻すが、諸外国と比較すると、感染症対策に於いて初動とその後の対応がしっかりしているところほど、影響が少ない。

このことからも、本当に経済対策をしたいならば、感染症対策をしっかり行い、国民を安心させることではないだろうか？

『マスコミの煽動』のせいにしたところで、根本的な解決にならない。

この『マスコミ陰謀論』を真に受けた人達が軽率な行動をとり、その結果、感染拡大を招き、重症者が増加する・・。

彼らの主張は、寧ろ多くの市民を不安に追い込むのみならず、我々や近親者の生命を脅かしかねない、危険な言動だ。
彼らは、まるで『感染症』の如く、巷に蔓延してきている。

諸外国が、今の日本の状況を見たら何と考えるだろう？
仮に、「オリンピックを開催します」と言ったとしても、「行きたくない」と思うだろう。

また、世界標準から外れたことをして、『日本モデル』などと言ったところで、何処からも相手にもされないのではないか？

4月のような自粛生活に戻すべきではないが、現状を放置すべきではない。