どーでもいい話ですが。
劇場版・幼女戦記のDVDが貸し出されているので、1日おきにレンタル店に行きましたが、いつも貸出中でした。
昨夜、23:30に新津でようやく借りられました。
カルロ・ゼン原作で、主人公で航空魔導大隊の司令官・ターニャは、大手企業のリストラ担当のサラリーマンでしたが逆恨みで殺されて異世界転生する、で、その異世界には魔法がある・・アニメでよくあるパターンですが、その世界というのが、第一次大戦と第二次大戦を合わせたような時代のヨーロッパ。
帝国というのがドイツ、共和国がフランス、連邦はソ連。
帝国軍参謀本部の作戦参謀のルーデルドルフ准将のモデルは、エーリヒ・フォン・ルーデンドルフ(写真右)で、第一次大戦後半に、ドイツで独裁的に戦争指導した人物、ゼートゥーア准将のモデルは、ハンス・フォン・ゼークト。大戦後のワイマール共和国でドイツ軍の維持に奔走した人物です。
因みに、映画後半のクライマックスの舞台は、たぶん東プロイセン。まるでバッタの大群のように圧倒的数で攻めてくる連邦と、少数の帝国軍守備隊、この構成は第一次世界対戦のタンネンベルクの戦いのイメージでしょうか・・ネタばらしになると、いろいろとまずいので映画の話はこの辺で。
東部戦線というと、1941年からの独ソ戦は知られていますが、第一次大戦は、いまいちわからないですね。
その第一次大戦のタンネンベルクの戦いでは、ヒンデンブルク元帥が(上の写真の左)英雄視されているのですが、作戦立案自体は作戦参謀のマックス・ホフマン中佐だそうです。
「司令官はどうした!?」って感じですが、プリットヴィッツ総司令官は東プロイセンを放棄しようとして解任されてしまい、一時的に司令官不在の状態になるのです。
当時のドイツ帝国指導部の愚鈍ぶりは、第二次大戦での日本の指導者たちと重なる気がしますが、どーでしょうか?
対するロシア軍ですが、南に陣取る第二軍のサムソノフ司令官と、東の第一軍のレンネンカンプ司令官は不仲で、ほとんど連携していなかったそうです。
『戦争に私情を挟むな』って感じですが。
ここをドイツにつけこまれ、第二軍を集中攻撃されたのです。
ヒンデンブルクは、そんなに野戦の経験はなかったようです。ドイツは1870年の普仏戦争のあと、戦争がありませんでしたから。
当時は既に退官していましたが、東部戦線の補強に西から引き抜かれたルーデンドルフが少将で総司令官の要件を満たさなかったので、たまたまドイツ東部で隠居していたヒンデンブルクに白羽の矢が立てられたそうです。
最後もどーでもいいですが、映画のルーデルドルフ准将の顔は、ルーデンドルフよりもヒンデンブルクに似ている気がしますが・・。
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