癌にならないと嘯く人

昨夜は、久々に頭にきました。

空手の先生の紹介で、ある人物に会うことになりました。その人物、某会の全国大会で優勝した経歴があり、最近は食品と悪性腫瘍の研究をしているらしいのです。

「別に癌ではないのだけど・・」と思いつつも付き合いだから、と話を聞きに行きました。

もう一人来ていて、まる１時間30分くらい話してました。まず、自分の話を動画で撮るのです。
「めんどくさい人だな」と思いましたが。

要約すると、
・現在の食品には残留農薬、食品添加物満載で、毒を食べているようなもの。
・巷の健康情報は、でたらめ。
・巷の発行食品は、菌が死滅しているので無意味。
・抗がん剤では癌は治らない。

それで、酒粕、甘酒、あと、なんかを進めていて、症状の悪い人にはミネラルもあるようです。

「どうですか？」と言われましたが、前回の日記の通り、今の私は変な物を口に入れたくない。だから、「しません」というと態度が豹変（・・でもないか、はじめから変な人だったから）

「あんた、馬鹿か？友達付き合いはしますが、今後、やりたいといってもさせません。癌で苦しんで死んでください」だって。
だから、「それで結構」と言って、個人練習をして帰りました。

空手の先生は「わるかったね」と謝ってくれましたし、先生には申し訳なかったと思います。でも件の人物とは、友達でもいたくないので、facebookも削除しました。

まず、ですね〜、
一応、私も学校で「生理学」、「臨床医学」、「病理学」など 11科目をやらされたし、大学病院で献体の解剖も立ち会ったのです。医療国家資格もない彼が何を言うか？と思いましたよ。
あの程度のアジテーションで騙されません。

それから、あーいう輩に多いのが、現代医学批判。医者が言うならわかりますが、医者でもない人に、何がわかるのか？と言いたい。

「原爆で、日本食と発行食品を食べていた人は被爆しなかった」、
とか、
「日本は遺伝子組み換え食品とか出回っているが、ロシアはないから、癌が少ない」とか。
他国で癌が少ないのは、他の病気で死んでいるからでしょ？
私は「超○ーの世界」が好きなんですが、話の内容が同じではないですか。陰謀論・・テレビなら面白いけど、まじめに困っている人にする話ではないです。

それから、昼間の接骨院の先生も言っていましたが、「癌で困っている人は藁にもすがる思いでそういう話を聞いてしまうが、そんな人たちを食い物にするような話はどーなんでしょうね・・？」
そう思います。

あの話、そんなに自信かあるなら、病院の医者か、末期癌の方の前で言って来ればいいのに。

因みに、末期癌の方は話を拒否、そして、それで癌が治ったという症例は0だそうです。(笑)