映画 『ラストレター』

映画『ラストレター』を観る



すごく好きな映画を観た
戻ってもっぺん観たいと思った

思いを綴る時に
また思いがつのり
伝えた時に
またその時の思いがつのる
そしてまた伝えられた相手の
新たな思いへと、時時に時時を

こんな思いを面白可笑しく
あるがままに伝えてくる役者陣

各々の心に刻まれ
各々が凛とした心で受ける
受けた思い思いを
思い思いに演じてるだろうに
全部が纏まった感が
このうえなく良い映画
こんなにもこんなにも
誰しもが１番良い演技をしてて
ほんとうにほんとうに
素晴らしかった


福山雅治
岩井俊二監督の感覚が
今までの福山雅治の「彩」を
いっぺん拭ったのだろうか？って
そんなよく分からん事を思ってしまうくらい
岩井俊二の画に似合ってるって思えて
魅入ってしまってた

広瀬すず
高校生のあたしと、
高校生だった母を、
演じるって役
「今日も今日とて」じゃないけれど
同じだが同じではない
見え隠れする光と影
違いのバランス、よかったですね

神木隆之介
そういえば高校生の役でしたね
違和感の概念1ミリもなし
十代の掴めない感情の表情に
十代さながらの目線に、と
毎度の事ながら
感銘受けさせられる、ですかね

森七菜
ちょっと困って、
だけど楽しいって顔が
キラキラ輝いてて
何でも許せてしまいそうな顔を
させたら彼女の右に出る人は
いないだろう！
いやぁ可愛いかったぁ。

松たか子
今までも様々な松たか子の映画を
観てるはずなのに
スクリーンにそっと映った瞬間に
四月物語で観た彼女に出逢えたような
感覚になった
岩井俊二の世界観　
時を経ても繋がる世界観
それを肌で感じれた幸福感
これは一種の映画の魔法だ(持論です)


そして木内みどりさん
「誰かがその人のことを思い続けたら
　死んだ人も生きていることに
　なるんじゃないでしょうか」
映画の中の言葉ですけど、
映画の中でしかお会いしてませんけど、
あたしの中ではずっと生き続けることでしょう
だからこれからもよろしくです