駄文も甚だしい

■結婚できない男女に共通する“無意識のうぬぼれ”…「身だしなみ軽視」「現状維持」
(Business Journal - 01月18日 19:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=175&from=diary&id=5940594

　失礼ですが、この教授は心理学のことをあまり分かっていらっしゃらないようです。相手にとって自分の最初のイメージがよかった場合、それ以下になると最初の評価からマイナスの印象を与えられてしまうのに対し、最初のイメージがよくなかった場合、それを上回る評価をすべきイベントがあると、とても好印象になるのです。分かりやすく言い換えると、自分の実力を±０とした場合、「ワンクラス上」の自分を演出した場合、相手には自分が「+1」に見えるわけです。しかし、これがお付き合いを始めたり結婚して素の自分、つまり±０の自分に戻ると、パートナーは「私に対して妥協している」とか「手を抜いている」という印象を与えてしまうのです。

　一方、最初の印象が悪かった場合ですが、挽回の余地は残されています。それは、会う頻度を高めること」と「敢えて好印象を与えようと意識しない」ことです。人は、よほど嫌な人でなければ、会うほどに相手のこと親しく思うようにのなるのです。第一印象が悪い間柄の男女が付き合うようになったり結婚したりするのは、よくあることです。

　私が言いたいのは、上昇志向を持つのは決して悪いことではありません。しかし、それを相手からの評価をあげるためにしてはいけないということがポイントだということです。付き合ったり結婚したりすれば、誰でも「素の自分」が出てしまいます。つまり、ほとんどの人が「+1」の自分を演じることに疲れてしまうのです。それはそうです、常に演じなければいけない「+1」の自分は、今の自分よりも常に「ワンクラス上」なのですから。

　自分の家(マイホーム)は、自分が素の状態でいられる数少ない場所。その場所をパートナーから「ワンクラス上」で見られ続けなければいけないプレッシャーに曝されていては、非常に疲弊して居心地の悪い空間になってしまいます。

　本題に戻りましょう。最低限の身だしなみは必要です。しかし、「背伸び」や「ワンランク上の自分」の演出は必要ありません、少なくとも身だしなみや外観については。もしも自分の内面を磨き、「内面のワンクラス上」を目指そうというのであれば、その努力は相手に知られることなく「秘密裏に」行うべきです。

　それに、「男女の仲」は、そんなに単純ではありません。周りにいませんか？あなた自身は「不釣り合いなカップルだ」という評価なのに、長続きしたり円満な夫婦が。「男女の仲」は、相性も大いに関係があるのです。

　長文になりましたが、これにて失礼します。