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2022年01月18日16:02

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現在進行中の軽井沢バス事故裁判について

昨1月17日の軽井沢バス事故の裁判で、製造メーカーの三菱ふそうの社員が出廷し、証言をしたと報道されました。

1・普通にプットブレーキを踏めば、バスは停止する事ができた。

これは以前、排気ブレーキが効かなかった。それが事故の原因だという問題に対して、私が反論した事を裏付ける証言だという事になります。

2・エアタンクの残量が一定のレベルを超えて減ったら、自動的に止まる。

先ず警告音が鳴り、普通はその段階で運転手はエアの回復を計ります。その時に安全に停止する場所を探すわけですから、多少は走行しようとする事も有り得ます。しかし、設計上の限界をエアの残量が切ったとしたら、強制的に停止させる装置が無ければ事故になります。ですから、強制的考えれば当たり前の装置だとも言えます。
但し、私も私の周りの運転手も、この装置が作動した。という体験はありません。
サイドブレーキの問題も、以前書いて説明しました。が、この証言は、その問題を含めた証言だと想像しています。
事故車両は、エアタンクの残量が警告音が鳴るレベル以上有った。という事になりますから、私の説明と矛盾するところはありません。

3・ギアは、走行中にニュートラルになっていたと思われる。と証言したそうです。

これも、私は以前に、フィンガーシフトの特性として説明をしました。この証言はそれを裏打ちするものです。
何ら目新しい事ではありません。

4・3でニュートラルになっていた場合、ブレーキを踏まなかったから依り速度が上がり、事故になった。それは運転手が下手だからだ。と証言しました。

私が知る限りでは、以上の四点になります。が、最後の4は、この三菱ふそうの社員の想像です。それに対する間接的な反論は、同じ検察側証人として出廷した、森嶋元運転手の証言があります。
森嶋元運転手は、土屋の運転未熟の理由の1つとして、走るのが遅い。と証言したそうです。
事故現場の手前1キロの地点での走り方は、私も何回か書いているように、安定して制限速度前後で走っています。
そして 250メートル手前の映像では、センターラインをはみ出して、かなり速度が出た状況で、左にカーブして行きます。そしてブレーキランプは点灯しているように見えます。
この時点よりも、事故現場では速度が早くなった。と警察や検察は発表したはずですから、ここで矛盾が生じます。
三菱ふそうの社員は、運転が下手だからブレーキを踏まなかった。と証言しました。
この 250メートル地点では踏んでいたと思われるブレーキを、何故速度が依り早い事故現場では踏まない。と断言できるのか?
遅いと証言された運転手が、僅か1キロの事故現場までの間に、なぜ速度を滅茶苦茶に上げたのか?
この場合は二重人格としか言い様がありません。が、その二重人格論を肯定したとしても、依り早い速度でブレーキを踏まない説明にはなりません。
池袋暴走事故では、人間は恐怖を感じたら思い切りブレーキを踏む。その時にアクセルと踏み間違えたのが原因だ。として判決が確定していますが、この判例と矛盾するのではないでしょうか?

昔、土屋運転手と夜行の眠気対策を話た事があります。
眠気対策には、オシッコを我慢するのが一番だ。と私は教えました。
私はその為にわざわざ缶コーヒーを2缶飲んだ事も有ります。尿意は眠気より強烈ですから、眠気はぶっ飛びます。
勿論ですが、観光バスの運転手は、勝手にトイレに行く事は出来ません。
我慢出来ない場合は、ほんの少しチビるしかありません。が、それが居眠りで事故を起こすよりは良い。
私は、この尿意で眠気を抑える方法を多用したから、前立腺肥大&ガンになり、全摘出手術をする事になったのかも知れません。 苦笑

検察は、上記の説明に、土屋運転手がトイレに行きたくて暴走した。そんなシナリオを書いているかも知れません。が、土屋もベテランの観光バスの運転手です。尿意を我慢した経験は、それこそ場数を踏んでいます。
これをお読みの皆さんも、いきなりの尿意で、脂汗を流して我慢した事はあるはずだと思います。
プライベートならば、簡単にトイレを探して駆け込めますが、観光バスはそうはいきません。車体の大きさに、行程表という時間割も存在しますから、それを職業とする運転手の体験が、多い事はご理解頂けると思います。
土屋は、尿意に負けて暴走するような、昨日今日で観光バスの運転手になった人間では無いのです。
大型観光バスこそ、5年以上運転はしていませんが、常に観光バスの運転手だった。
これを無視して議論は成り立ちません。
事故を起こすよりはオシッコをチビるほうが良い。
これは全ての人に当てはまる真理だと、私は考えているのです。

様々なメディアが、この裁判の様子を報道していると思います。が、それとこの記事を比較して下さい。

視点が違う。その私は自負しています。
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