mixiユーザー(id:44024462)

2021年10月01日12:46

293 view

軽井沢バス事故裁判開始まで3週間

池袋暴走事故は、被告人が控訴をしない事で確定した形になりました。
この判決の決め手は、アクセルとブレーキの踏み間違い。と、認定されたわけです。
私も、ブレーキランプの点灯が無い事から、その踏み間違いを検証する記事を書きました。
人間の危機意識は、余程の訓練が無い限り、同じような行動をします。その行動原理が認められた判決。という事になりました。
勿論、もう1つの判決理由としては、車のコンピューターの記録もあります。この記録にブレーキを踏んで痕跡が無い。これと合わせた判断が為されたというわけです。
但し、この制御用コンピューターが曲者で、不具合が有って工場に持ち込むと、不具合は無いですと返される。そんな事例も有ります。私にもその経験はありますから、私はブレーキランプの点灯を重視した書き方をしました。

この判決を踏まえて、軽井沢バス事故の報道の流れと、事故原因を考えていきたいと思います。私は土屋運転手を紹介しましたが、単なる運転手ですから、特別な情報源が有るわけではありません。それをご了承下さい。

事故直後から、土屋の運転技術に対するネガティブな報道が続きました。が、私は一貫してそれを否定して来ましたが、最初の報道に依る印象は変わらないでいるようです。

1・坂を登り切って、下りに掛かる左カーブの映像が公開されました。非常に安定した走り方をしています。
2・事故車両は、最初に製造元の三菱ふそうに持ち込まれて、故障や不具合の検査をされましたが、イーエスピーの抗議で、科捜研に移されました。
3・事故現場から2つ手前の左カーブの映像が出て来ました。少しセンターラインを越えながらブレーキランプが点灯しています。
このブレーキランプの点灯について、最初はデールランプの反射という情報も流れました。しかし現在では、ブレーキランプの点灯は認められていて、バスのコンピューターの解析でも確認された。と聞いています。
4・バスの車体下部の腐食の問題が、NHKの報道で明らかになりました。
この腐食の問題は、三菱ふそうも重大な事故の可能性を把握していました。事故後に、三菱ふそうと陸運局が連名でダイレクトメールを送付し、1台1台に対して、点検と補修を呼び掛けています。
不思議なのは、三菱ふそうが危険だから使用しないで欲しい。と注意していた車両に、不具合も故障も無い。という事故調査委員会の結論が出た事です。しっかり形が残っていたのなら、危険だという判断に疑問符が付きますし、破損されていたなら、事故の前か事故の時か、判断の基準が判りません。

この時点では、私は警察と検察の調書に、事故原因は、車の故障や不具合だと考えているが、それが無いという事なら、ミステリーと言うしかないと答えています。

5・私がガラケーからスマホに変え、事故調査委員会の報告書を読めるようになり、そこでエアタンクの残量の数値の異常を発見しました。
観光バスは、大型・中型・小型の全てがサスペンションにドアの開閉、フィンガーシフトにブレーキとクラッチ等、エアを使用しています。
ですから、通常の走行時には空気圧は9キロ程度を保っています。それが事故車両の残量は6キロ強で、破損が有るタンクの方が3キロ強という数値だったのです。
事故から2年が過ぎていましたが、私はこれを検察の調べでも強調しました。そして裁判でこの問題を明らかにして欲しい。と申し入れをしました。その時、事故調査委員会の報告書を滅茶苦茶に批判しました。
この時点で、検察は早めに裁判に移行する積もりだった。と私は考えています。が、エアタンクの残量問題を指摘されて、私が批判している森嶋運転手が、検察の重要な証人になったと考えています。

このエアタンクの残量を指摘した事で、事故手前の映像のブレーキランプの点灯も認める事になりました。
しかし、事故車両に故障や不具合は無い。という前提が有りますから、ブレーキは踏んでいるが、軽く踏んでいる為に加速し続けた。という事になっています。
池袋暴走事故では、危険を感じたらブレーキを強く踏む。という判決ですので、この矛盾する見解をどう整合性を取るのでしょうか?

報道された事を、少し説明します。
A ギアがニュートラルだから排気ブレーキが効かなかったのが事故の原因。
これは大型車の運転を知らない人間の誤解です。
排気ブレーキは、速度を落とす効果はありますが、しっかり停止させる効果はありません。止めるにはプットブレーキを使用します。
B 土屋は大型車の運転に慣れていなかったからだ。
これも違います。土屋は大型ダンプの運転歴は20年。過積載の可能性があるダンプで、急な坂を登り下りして毎日何回も積込に行っていました。
重量のある大型車での下りなどは、観光バス運転手の私よりも回数をこなしていたのです。そんな土屋が、下り坂で加速する危険が判らないはずが無いのです。
今年1月16日付けの朝日新聞に、私の事を書いた記事が有りました。そして土屋の運転技術に対して、私がダメ出しをしている内容になっていましたが、私は常に、一般のドライバーに比べたら、土屋が下手ではなく、明らかに上手いけど、観光バスの運転手としては下手。と前置きをして話した内容を、前置きを外して、下手だったと言ったように書いています。マスコミはこのように書きたい事を、発言から抜き出して書く。それを改めて指摘して置きます。

事故調査委員会と科捜研の報告書は、土屋が軽くブレーキを踏み続けたが、速度を落とすほど強くは無かった。と結論付けています。
そして、それを証明する為、実証実験の走行のデータを使い、色々な計算もしているそうです。が、私が走行実験に改めて参加できたなら、それらの全てを覆す自信が有ります。その方法は此処では言えませんが、信じて頂けるなら拡散して下さい。
報告書の結論を覆した場合、それは土屋の責任は無い!という事になります。
しかし、車両の『異常や故障は無かった。』のですから、事故原因はどうなるのでしょうか?
私が何回も調書に残した『ミステリー』になるのでしょうか?

皆さんの声が高くなれば、公開走行実験が再度行われて、私の参加が叶うかも知れません。そうなれば、前代未聞の『事故原因はミステリー。』という判決が出ます。

苦笑

十数年ぶりに土屋と話した事を最後に書きます。
『又、上手くなったんじゃないの?』と土屋
『それは無いなぁ。還暦を過ぎたら反射神経が落ちたからなぁ。最後に踏むブレーキが強目になったからな。』
『昔も抜けて上手かったけどさ、今は安心感が増えてるんだけどなぁ。何か変えたのかい?』
『周りの様子をしっかりと見て、早目に予測して運転をしているけどな。』
『早目の予測の為に周りを良く見るのか。結構疲れると思うけど、気持ちがもつの?』
『お前に言った目の使い方をしっかりすればもつよ。』
『そうか。三年あれば近付くかなぁ。』
この会話の通り、事故の前の下り始める左カーブでは、土屋は安定した運転をしていました。
この会話には、微妙な感覚の違いを土屋が理解していた事を含んでいます。
そんな土屋が……… 私は未熟だと断罪された土屋の汚名を晴らしたい。そう考えています。
11 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する