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2021年03月14日22:45

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コロナ禍が示した日本の問題点

コロナの変異種が沢山出て来ました。が、これはごく当たり前の事で驚くには当たりません。
百年前のスペイン風邪では、全世界で五千万人が死亡したと記録されています。
スペイン風邪はインフルエンザだったわけですが、これも変異株が致死率を上げた後、終息に向かっています。
これを参考に考えるなら、今年の秋冬に致死率が高い変異株が蔓延し、その後で終息に向かうという事になる可能性があります。
勿論、これは可能性の問題ですから、その対応をして置けば良いのです。それを少し考えてみます。
ワクチンは出来ましたが、変異株はそれを掻い潜る可能性もあり、五輪の開催は医療従事者の人数から考えても、私は無理だと考えています。
無能な菅総理では、迷走した挙げ句、五輪中止になるだろうと判断しています。
後継候補にもろくな人材が居ない事は、混乱させるだけの河野太郎氏に、疑惑が出てきた野田聖子氏や、解決策の1つも発表出来ない石破氏でも判ります。コロナに絞ってそれを書いて見ます。

私は昨年の3月に、コロナ関連の事を書きました。9日までに5回以上も投稿しましたが、それが現在でも有効な事に驚きます。
確認したい方はそれをお読み頂くとして、要約すると、コロナ特別国債の発行で資金を手当てし、資格がある医療関係者の再就業を求める原資にし、期間限定ですから数割増しの賃金を支給し、医療機関にも特別割増をする。また、休業補償8割を前年の確定申告に沿って行う。という事でした。

何故こんな状況なのでしょうか?
私は日本の権力構造にも問題がある。と考えています。
政治家の二世三世が問題にされますが、現実には富裕層の二世三世の優位は、大企業でも官庁でも変わりません。
目に見えない階層・階級の固定化がより進み、国としての活力は、人口減と相まって衰えている事の現れです。
江戸時代には、苦境の藩の藩制改革には、下級武士やら農民、商人などが参画し効果を上げました。
名君と言われる大名の功績もありますが、有名な二宮尊徳なども武士ではありません。
ただ、気になるのは、加賀騒動や伊達騒動などの大藩の場合には、改革が軌道に乗り、状況が良くなると従来の門閥との権力争いが起こり、門閥が勝つ事が多かったわけですが、それは保守的な重臣が自己保身に走った。ととる事もできます。
時代の変化が早い時代には、その変化に敏感な、現場に強く視野が広い人間が頼りになる。という事だと思います。
また又戦時中の話になりますが、参謀本部や軍令部の秀才官僚・参謀達より、現場の実行部隊の指揮官の状況判断が的を得ていた。に繋がってきます。
現在で言えば、コロナ対策にも当てはまります。
政府の分科会などの会長とかよりも、やはり現場に近い方の発言がより正確だと感じるのは、私だけでは無い。と思います。
それは高級官僚や政治家、それに財界人と言われる人達の大部分が、現場の微妙な機微も含めて判らないからだと考えています。

日本は名も無い職人や商人が江戸時代に先物市場を作り上げ、手形のシステムまで作り上げ、農民は優秀な種子を作り上げています。
日本の大変革期には、必ず当時は下級とされた人達が活躍しているのは、この無名の人達の歴史が教えています。
鎌倉時代の板東武士、戦国を終らせた秀吉、明治維新もそうでした。

安倍首相から受け継いだ菅総理は、田中角栄氏のような真の叩き上げではありません。
そこそこの財産を持つ家庭に生まれ、別な世界には飛び込みましたが、それは自己の欲望に正直だっただけの、権力亡者だとも言えます。

自分の仕事を精一杯努力し、工夫をし、責任感を持って実行してきた庶民目線こそ、今の日本には必要だと私は考えています。
私は幾つか提言をしてきました。コロナも原発処理も産業構造も、外国人技能実習生問題もです。
しかしまだ足りません!
私達庶民が、真剣に現場目線で鋭く観察し、知恵を絞り出す局面を迎えています。

新しい住みやすく安全安心な日本の為に、知恵を絞り出し合いませんか。

活発な議論をしましょう。
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