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2020年09月21日12:35

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菅政権では無理な対中国の長期展望

新しい政権に取り組んで欲しい事の第一は、やはり中国問題です。
中国という国は、力を持てば必ず傲慢になりますし、膨張主義になります。
多民族を下に見る中華主義が溢れ出すのです。
私はこれは封じ込めなければならないと考えています。
チベットやウイグルは膨張主義に飲み込まれた民族の悲惨さを、私達に見せています。
その為には日米同盟は必要なのですが、現在の植民地的な関係はダメです。
先ずは日米地位協定の改正が必要です。

私は以前、誇大妄想の1つとして、台湾や旧南洋諸島との同君連邦国家の事を書きましたが、日本が曲がりなりにもアメリカの対等な同盟国になるには、このような構想も必要になるかも知れません。
台湾と同君連邦になるという事は、中国と対峙するという事と同じです。
その理由は、日本は中国に近寄り過ぎないのがベターだと考えるからです。
遣唐使の廃止以来、日本は中国と距離を置いてきました。
それは朝鮮半島とも同じ事ですが、適度な距離感がベターなのです。
付け加えますと、日本はポツダム宣言を受諾して、朝鮮半島と台湾の領有権を放棄しましたが、朝鮮半島と台風の帰属先は決められていませんでした。
朝鮮半島では、朝鮮総督府の日本人高官が朝鮮人政治家を呼び、直ちに独立宣言にするように進言した。と、記録されています。
この時、朝鮮人政治家達は内部抗争の為に、独立宣言はしませんでしたから、現在の南北朝鮮として3年後でしたか独立し、分断国家になったのです。
日本には李朝の嫡流が李王として存在していましたから、本当に李朝が素晴らしい王朝だと考えていたなら、李王を半島に迎える事も出来たはずなのです。
しかし、彼等はそうはしませんでした。
改めて言いますが、分断国家の原因は、日本には無いという事なのです。

台湾は、中華民国が進駐し、現在もその形が続いている訳ですから、日本は旧宗主国として、台湾を国家として認める唯一の権利があるのです。
アメリカと密接に協力し、中華民国という国名変更を台湾と協議し、国名を変更し、中国との決別を世界に発信すると同時に、日米で同時に国家として即座に承認し、国連に加入申請をするのです。
中国が当然反対しますから、絶対に国連に台湾が議席を得る事は出来ないでないでしょう。
しかし、国家として承認する事で、日本の求心力は向上するのは間違いありません。
新冷戦下で日本は、自由主義陣営の大国として、東南アジア諸国の扇の要になれます。
こんな事を書きますと、左からは好戦派と言われ、右の特に対米追従派のネトウヨからは誇大妄想狂と言われると思います。
が、朝鮮半島が李王を迎えなかった事を考えて下さい。
儒教国家の民には、滅びた王朝は価値が無いのです。
外に向かっては責めても、彼等は内心では易姓革命の数千年の体験者ですから、天命を失った王朝とは、滅ぶべくして滅んだのです。
そして、先王朝の血脈は、嫡流に近ければ、どんなに約束をしようとも、禅譲された王朝から抹殺されています。
約束を守らないのも、彼等の歴史を考えれば判ります。
ですから、日本は距離を置くのが良いと私は思います。
また、アメリカがより対決姿勢を強め、中国に対する投資は停止になる時代が来ると、私は考えているからです。

その理由は、新しい冷戦構造以外には、アメリカは中国に敵わなくなるからです。

アメリカは、現在でも巨大な老大国になっています。
殆んどの工業生産の競争力を失い、ドルが基軸通貨である優位さを生かし、金融資本主義国として存在するのが、アメリカの今の姿だと私は考えています。
勿論、巨大な農作物の輸出国ではありますが、ドルの力を背景にした軍事力がアメリカを支えています。
しかし、中国の挑戦でその優位が揺らいでいる現状で、それを打破するには新しい冷戦構造が必要だと考える。と、私には思われます。
軍事力の優位性を失った場合には、アメリカは新しい形の分断国家になるかも知れません。
それだけ人種間の闘争は激しく、行き過ぎた個人主義〓新自由主義の土壌になった考え方は、超大国から滑り落ちたら、精神的な統一に向かうのは難しいと考えます。
アメリカの歴史を考えた時、メキシコやインディアン、スペインとの戦争を繰り返し、領土を拡大し、インディアンなどは絶滅した種族もあったと言われています。
それが現在の問題の根っこにあるのが現実です。
人種間闘争は激化して、互いに相手に責任があると責め合う為に、利己主義が蔓延するからです。
それはアメリカが新自由主義の総本山だからで、経済格差を拡大し続けたアメリカの政治には、経世済民の思想は殆んど存在しないからです。

軍事力の裏付けが無い大国の存在は歴史上ありません。
それなりの存在感はあったとしても、アメリカの友達と言える国は僅かでしょう。
悪い事に、アメリカという国は成金国家ですから、世界一だった時代の振る舞いで、世界から嫌われています。
軍事力の裏付けが薄れ、基軸通貨からドルが外れたら、大国ではあるが世界の中心には居ないという状況になるだろうと想像します。

私は個人的にはアメリカという国家は嫌いです。
国家としてのアメリカは、余りにも独善的で、多民族の歴史や民族性に対する敬意がありません。
また、私は中国も嫌いです。
三国志は好きですが、魏・晋以降は隋に唐、宋、明以外は全て異民族の王朝です。が、彼等は平気で中華王朝だと言います。
そして、王朝の滅亡やその交代期の裏切りなど、人間の嫌らしさの展覧会のようです。
そして巨大な中央集権と腐敗が繰り返されます。
現在の中国でも、言論の自由は絶対にありませんし、経済的にも共産党幹部関連しか経済活動の自由は無いからで、そこに関連しない人達は大企業にはなれません。
権力者の権力は絶大で、逆らえば即座に抹殺されます。
ですから私は、そんな中国と仲良くしたいとは思えないのです。
アメリカと中国を選ぶなら、嫌いでも、精神の自由はあるアメリカを選ぶのが、私の立ち位置なのです。

アメリカは現在でも世界最大の債権国家ですし、陰謀論でいう世界裏政府があるとするならば、アメリカを捨てて中国を支配する事になるのかも知れません。(苦笑)

話が逸れますが、私が陰謀論を受け入れないのは、中国という国家の支配層の考え方を私なりに判断しているからです。
中国という国家は、やはり人治主義から脱却出来ないと思えるからです。
そんな中国に、せっせと資金を与え、技術を与えて強大な国家にした。
歴史を俯瞰すれば、欧米の大国の中国に対する判断は、常にとんちんかんでした。
資本主義後の先進国は、常に中国の世界一の人口に幻惑されてきたのです。
明が滅亡した時の事や、北清事変の際の清国政府の対応、革命以前と以後の孫文の、日本政府への対応の違いなど、中国人は約束を守る努力をする時は、自分が相手より弱いと認識した時です。
敗戦後の満州で、ソ連軍の暴虐は語られますが、中国人の略奪も沢山あったのです。
優位になれば態度を変えるのが、長い歴史が生んだ民族性だと私は考えています。

日支事変と呼ばれた当時、ヒトラードイツは軍事顧問団を派遣していましたし、アメリカは義勇軍という名の戦闘航空隊を送り込んでいました。(日本が大東亜戦争に突入する以前の話です。フライングタイガーという名前で、そのまま戦争に突入しました。)
それは全て、巨大な人口の中国市場のもたらす幻惑が存在したからです。
そして現在、中国市場に幻惑されて中国を強大にし過ぎました。
本当に世界裏政府があるならば、余りにも間抜け過ぎると私には思われます。

話を戻します。

中国の脅威に気付き、最初に対策を考えたのはトランプ大統領でした。
多分、経営者のカンだったのでしょう。
かっては自動車産業に君臨していたGM.は、中国にOEM生産を委託しています。
コスト削減の為でしょうが、アメリカ政府がGMを援助しても、それは結果として中国に流れている訳です。
多分トランプさんは、この形態は無駄が多いし、アメリカの技術も金も中国に奪われている。と考えたのだと思います。
ですからアメリカファーストと叫び、アメリカ市場で販売するなら、アメリカに工場を造れと要請したのです。
しかし、トランプさんは、そのカンだけを頼りに、しっかりした戦略で対決する事はありませんでした。
北朝鮮との関係などは、トランプさんにしっかりした戦略が無い為に、結局は改善しませんでした。
改善していたら、このコロナ禍を利用して、北朝鮮を取り込めたかも知れません。
ただ。コロナ禍で中国の野心が見えた今は、政権が変わろうとも、基本的にはアメリカは中国と厳しく対峙すると思います。
それこそ、先に上げた理由により、アメリカがアメリカである為には、軍事力が優勢な今以外、中国を封じ込めするタイミングは無い訳です。

日本は海に囲まれた海洋国家ですから、台湾が中国になったらその時点でアウトです。
輸出入の際に必要な物は船と航路であり、台湾から迂回する航路では経費の面でかなりな割高になり、貿易には非常に不利になるからです。
また、台湾を手に入れた後には、中国は必ず沖縄を狙うのは明白です。
台湾が中国なるという事は、アメリカはもう中国の軍門に降っている。という事になりますから、もう日本の力だけでは防げません。
沖縄の米軍基地もかなり返還されているかも知れません。
沖縄の基地が返還され、平和なら良いじゃないか。という人達は必ず居るでしょう。
武漢のコロナ禍での都市封鎖や、香港の民主派弾圧のような社会。
平和なら良いという人達は、そんな社会を簡単に受け入れるのでしょうか?

中国は商業民族だと言われています。
権力から離れた人達は、商業で利益を得て、権力者に取り入る事で、権力者になれるからだと考えられます。
それと易姓革命の度の混乱もありますし、それを認めている儒教の絶対矛盾からくる、現世優先の考え方が、民族性になっているからでしょう。
その商業民族がインターネットという宝の山を見付ましたから、それを利用して情報を盗むのは当たり前。
インターネットを利用した詐欺にあいたくなければ、中国関連のインターネットは利用しない事です。
私は利用していません。


また話を戻しますと、台湾の人達は、中国に制圧されて、中国になる事を望んでいるでしょうか?
香港での抵抗を考えますと、台湾の人達も激しく抵抗すると思います。
その抵抗を成功させるのが、同君連邦という訳です。
台湾が親日国家だという事は御承知でしょう。
それは敗戦までの先人の言動の結果です。
先人達は台湾の為に、本当に献身的な努力をしました。
それが評価されているからですが、その言動の根底には、私は縄文以来の搾取はしない思想に、武士道の社禝に対する忠の思想があったと考えています。
その思想は、中国の民族的な思考とは異なります。
そんな思想が残っている間には、中国になろうとはしないでしょう。

コロナ禍で発展途上国は、中国からの借款の返済が苦しくなっています。
世界銀行を上手く活用し、中国の資金繰りを悪化させる事も必要です。
中国が軍事力でアメリカを上回る前に、中国を封じ込めなくてはなりません。
とすれば、必然的に新しい冷戦の始まりになります。

その冷戦時代に、日本はどう対応するのか?
その冷戦後にどういう位置に居るのか?

私達は真剣に考えなければなりません。

私が書く事は、荒唐無稽な妄想かも知れません。
が、百年先を考えた時、あの時に……という事は多々ありますし、事が大きければ大きいほど大胆な方法が必要になります。
中国史の戦国時代、強大な秦に対抗する為に、合従連衡が計られました。
中国という強大で自己中な傲慢国家に対し、日本に弱者連合も考えるべき時なのです。

アメリカが新冷戦に勝ったとしても、世界が奴隷の平和を望まない限り、新しい形の革命が起こる可能性があると、私は考えます。
それは、新しい価値観や思想から始まるでしょう。
世界的な新しい価値観や思想に最も近いのは、必要以上に搾取しない縄文タイプの思想だと思います。

皆さんのお考えをお聞かせ下さい。
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