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2020年01月15日10:49

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白鵬の敗戦から感じた事

初場所二日目の遠藤コール。

昨日の白鵬の相撲を見ると、精神的なダメージがあったと思います。

遠藤戦では、最初に上手投げに行った時に、外掛けでの強烈な切り返しを残しました。
あれはかなり足腰が強くても中々残りません。
確認すれば判りますが、遠藤も決まると思って身体を離しています。
最後に倒した外掛けでの切り返しでは、最初に決まらなかったから身体を預けて倒しました。

私は、白鵬の肘打ちを批判し張り手を批判してきました。
それは白鵬が横綱としての実力も備えていたからです。
あの足腰の強さは、私が知る千代の山以降の横綱の、栃若や栃の海や輪島等に近く、大鳳や千代の富士や貴乃花に次ぐ強さがあると思っていたからです。
少なくとも北の富士や2代3代若乃花に匹敵すると考えています。
なのに白鵬は、立ち合いの駆け引きやら張り手やら肘打ちやら、横綱らしからぬ相撲が多くて、批判して来た訳なのです。
かって廃業したエジプト人力士の大砂嵐も、かなり危険なカチ上げをしていましたが、大砂嵐は最初から顔面を狙う事は多くありませんでした。
だからカチ上げ。
そして白鵬は肘打ちと分けて書いているのです。

しかし、白鵬は強い足腰がありましたから、大砂嵐とはそこが絶対的に違い、それが地位の差になっています。
その白鵬が昨日の三日目は、足が送れずにバッタリ。
足腰が強い力士なら、足が滑らない限りはあんな落ち方はまずしません。
僅か1日でのこの変わりようは、私にはあの大遠藤コールを背中で聞いた白鵬の、精神的な強いショックの表れだと思われます。

白鵬の敗戦を伝える記事のコメントには、張り手や肘打ちが通用しない白鵬は、ただの力士かのような物もかなりありました。
が、白鵬は卑怯な手を使わなくても、20回程度は優勝できたと思う足腰の強さと相撲の巧さ、技の切れがあります。
白鵬が昔の横綱のような相撲を取れば、今場所は無理でも優勝争いに絡む力はまだあります。
それは正直に認めるべきだと私は思います。
今場所は立ち直れないかも知れませんし、コメントに多く書かれていたように、休場して来場所でてくるのかは判りません。
精神的ショックから急激に闘争心が消え、衰えて引退するかも知れません。
それを注目していきます。

しかし、大人しい東京場所のお客様からの、あの遠藤コール。
誉められた行為ではありませんが、私もテレビ桟敷の前で声がでましたから、本当に遠藤コールをしたお客様の気持ちは良く判ります。

白鵬が今日から立ち直り、張り手や肘打ち等で勝ち続けたら…………
国民性の違いと共に、化け物的な精神力の持ち主という事になります。

さて……
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