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2019年12月06日12:26

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事故を起こしたはとバス運転手の発言について

事故を起こしたはとバスの運転手が、インフルエンザで熱発していて、市販薬を服用していたという。
意識が飛んで事故になったとインタビューに答えていた。
その中に、休め無かったのは同業者なら判るだろう。との発言もあった。

確かに休みを言い出せないほど人手不足が深刻な業界ではある。
それは、私のような年齢の人間が、今でも契約社員ではあってもハンドルを握っている事が証明してはいる。
しかし、はとバスは我が業界では超大手であり、運転手のなりては沢山いたはずだ。
そして、はとバスのような大手の場合は、緊急時の交代運転手は確保されていたはず。
僅か6台の私が勤めている会社では、出勤時間を繰り上げて対応し、最後に社長みずからが乗車する。
零細でもこれが当たり前であり、それで配車時間に遅れたり出発が遅れたとしても、事故を起こすよりは良いからであり、遅れた場合には、運転手はひたすらお客様にお詫びをするしかない。
確かに当初は運転手は針のむしろだが、丁寧な対応や運転を繰り返す事で、好転する事も多い。
こんな事は年に1度も無いのが現状であり、運転手とは、又バス会社とは、そこまで事故を恐れる物なのだ。
何度も書いたが、軽井沢バス事故を起こした会社でも、体調管理だけは注意していた。

はとバスほどの会社なら、それは当然対応できるはずであり、運転手個人の安全意識が不足していたと断罪するしかない。
健康に関して言えば、私は熱が出そうな状態になったら前日に休むと連絡する。
前日に市販薬を飲んだ場合には、翌日に眠気が来る可能性もあるからだ。
それを市販薬を飲んだから大丈夫だろうと思って勤務したのだから、この運転手は一番大事な事を考えていない。

言い出せない会社のムードがあるとしたら、はとバスという会社が安全意識や管理に問題があるという事になる。

私達は出勤をすると、必ず点呼を受ける。
免許証を確認し、向き合う形で運行管理者は運転手の様子を確認する。
酒気帯びしていないか、アルコールチェックもこの時に行うのだ。
軽井沢バス事故の会社の場合でも、体調が悪ければ申告する事はしていた。
付け加えると、どのような場合ならダメか理解している運転手を採用していた訳だ。

この運転手は、人手不足も原因のような事を言っていたのだが、それは別な話。
それが原因だとするなら、はとバスという会社の安全管理に問題があるという事になる訳で、この運転手の発言で、全ての観光バス会社が同じように見られる事には、私は我慢出来ない。

疲労に関しても同じ。
自分の限界をしっかりと知る事は勿論、そうなる前に対応する方法を知る事も、居眠り運転防止には大事な事だ。
私達ベテランが業界に残っているのは、その管理ができる事も大きい。

仕事が来なくなると思った。というこの運転手は、運転技術や人当たり等の面で、評価が低かったのを自覚していた可能性もある。
だとすればはとバスの社員教育にも問題がある訳で、指導班長を含めて考えなければならない。

市販薬には睡眠作用がある成分を含む物があり、それがインフルエンザのウィルスにどのような作用をするか?
これも科学的に予見が出来る事。
車の運転とは、科学的な動きを制御する事で、単なるカンの積み重ねではない。
それをしっかり教育して頂きたい。

お願いしますよはとバスさん
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