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2019年03月12日23:52

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米朝関係改善はどうなるのか?

米朝首脳会談が物別れに終わりましたが、これはトランプの個人的な事情であるロシア疑惑が、下院の公聴会で、元側近の証言という形で、大きく動いた事が強烈な影響を与えたと考えています。
北朝鮮の言う暫定的な進展、石油の禁輸解除は、人道的な衣を被っている訳ですから、検証を条件として受け入れても良かったと私は思います。
同時に、相互に連絡事務所を設置に動くのも、あり得る話だと考えていました。
ですから、この物別れは、私には意外なでした。

ただ、米中の首脳会談が行われたら、私は一気に米朝関係も動くと考えています。

理由は、米中とも熱い戦争の可能性は消したいから。

米中の経済戦争は、中国製のIT関連の製品やシステムを、自由主義陣営の国家調達から排除するという局面になっています。
インターネットの時代に入り、アメリカではFBIの機密資料の流出がありました。
又、国家機密のハッキングによる流出も囁かれてきましたが、私は、アメリカが中国のIT企業の排除に動いた事で、本気で中国と戦うという判断をしたと考えています。

ならば、米中の経済戦争の勝者はどちらか?
個人消費を考えたなら、中国という結論になるのですが、長いスパンで考えたなら、勝者はアメリカだと思います。

バッテリー技術の急激な向上や、AIやGPSの発展により、従来の自動車産業は大転換して、他業種からの転入が容易くなっていて、ITに必要なレアメタルという資源も独占状態という、時代の大変革期に、中国は有利な条件が揃っています。
アメリカはそれを十分に理解していますから、それを打破すべく、経済戦争を仕掛けている訳です。
そして、重要な事は、それを中国も知っているという事で、だからこそ、熱い戦争の芽は無くす事に賛成だと私は考えています。
朝鮮戦争が正式に終わり、米朝間に経済的な交流が生まれ、貿易が拡大したら、韓国の駐留米軍は、北朝鮮にとっても中国に対抗する意味で重要になる訳です。
ただ、米朝の関係が進展しないとしたら、それは北朝鮮に思った程のレアメタルの埋蔵量が無い場合という事になるのでしょうね。
このレアメタルの埋蔵量に関しては、北朝鮮とイギリスが国交を結んでいますから、イギリスからの情報が重要な意味を持つと考えています。

米中の経済戦争が米朝の関係改善の引き金になる。
アメリカの繁栄は、この経済戦争に勝ち抜く事しかありません。
米中共に、富の寡占という意味では、同じ傾向があるのですが、情報を統制できないアメリカは、強いアメリカを維持しない限り、支配者層の富の寡占は難しくなりますから、負けられないのはアメリカだと私は考えています。

米中経済戦争は、現代の覇権争いからの必然的な流れであり、その流れは、トランプ個人の事情だけで変わる物ではありません。
ですから米朝が完全決別とはならなかった訳です。
金正恩は、トランプの足元を見て、核やミサイルで揺さぶりをかける事でしょう。
そして、トランプが罷免されたとしても、次の大統領は、結局北朝鮮と交渉せざるを得ない。
そう考えていると私は思います。
核とミサイルは、この交渉の為の最高のアイテムでもありますから、金正恩は、このアイテムを如何に有効に使うかに腐心していると思うのです。
米中会談の後に動きだし、トランプか次の大統領かは判りませんが、米朝の国交開始はある。
私はそう判断しています。
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