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2018年06月09日23:05

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米朝首首脳会談後はどうなるか?

朝鮮戦争の休戦協定は米朝と中国が調印している。(韓国は調印していない。)
ロシア(ソ連)は戦車や戦闘機を提供したが、地上軍は派遣していない。
韓国は戦争の場所と名分だけだから、調印から漏れたのだと思われる。(国連軍の中には含まれるから、その代表としてのアメリカなのだが。)
金正恩が中国に行ったのは、この調印を考えた場合には
、実にもっともな事だと言える。
米朝首脳会談の結果として、朝鮮戦争が正式に終結される条件は、金正恩の訪中で整った訳であり、会談の結果として、朝鮮戦争は正式に終了する事になるはずだ。

トランプは、この結果として戦争終結の立役者となり、それは中間選挙にプラスになるだけでなく、アメリカに取っても朝鮮半島全体に勢力が拡大する訳だし、レアメタルの確保という意味でも大きな利益がある。
文大統領を含めて三人が、ノーベル平和賞候補と取り沙汰されたなら、トランプ個人の名誉欲も満足できる。

金正恩には、この結果として欧米や日本からの経済援助や投資により、急激な経済発展が見込まれるし、その結果として体制の強化もでき、なによりも大きいのは、朝鮮半島の政治的な主導権も確保出来るわけだから、互いに取ってはメリットが大きい。
金正恩が、韓国に対して政治的に優位に立てる理由は、韓国の教育にあり、日本時代の反日の英雄として金日成の存在があるからだ。
つまり、金正恩の北朝鮮とは、反日の英雄が樹立した正当な国家(長い王朝制の歴史があるから、金王朝にも許容しやすい。)だという事になるからであり、韓国の経済支援は当然だという、北朝鮮有利な流れになると思われる。(潜在的な軍事圧力をふくむ。韓国人も戦争はしたくない。反北朝鮮派も戦争は嫌だから協力せざるを得ない。)
が、周辺の国家としては、かなりパワーバランスが変化する訳であり、そこを少し書いてみたい。

北朝鮮の再挑発?していた意味は、韓国の在韓米軍の問題があると私は考えている。
金正恩の腹としては、これを認める事を考えていると思うのだが、その為には、トランプは控え目な演習にするべきだったのだ。
しかし、その辺の微妙な機微がトランプには判らなかったから、一旦は中止と発表もしたのだ。
アメリカとしては、在韓米軍が多少減員されたとしても、存在出来れば朝鮮半島への影響力が強化されるし、中国への牽制にもなる訳だから、悪い話では無い。
金正恩は、中国に対しては、アメリカはそんな脅威にならないから、在韓米軍は認めたと言いたい。
それがトランプには判らないから、判れよと言っていた訳だ。
核実験場の閉鎖の取材でも、結局韓国メディアの取材に応じたのも、私の見解を裏付けていると思う。

非核化は、やはりある程度の時間は必要だろうが、段階的な経済援助と引き換えで、私は実行されると思う。
但し、実験データや基幹要員は残されるのが、体制の保証という意味だと考えるのが正しい判断ではないだろうか。

中国は、本来なら在韓米軍には撤退して欲しいだろうが、朝鮮戦争の正式な終結という事実の方が重要だと判断すると思う。
在韓米軍が減少すれば、少なくとも今よりは脅威は減るから飲む筈だと私は思う。

これはロシアも同じで、北朝鮮が余りにも急激にアメリカ寄りにならない限り、中国にもロシアにも、ある程度の負担の軽減になるからだ。

さて、我が日本は?

先ずは安倍政権が終わる可能性が高まった。
アメリカが北朝鮮への経済援助を日本に押し付けようとした時に、日朝首脳会談が出来ない首相では困る。
アメリカと近い麻生の辞任がその引き金を引くのだと考えている。

日朝首脳会談が行われる事になったとしたら、そこにはとんでもない密約の可能性を考えなければならない。
それは、アメリカと組んで(アメリカの補完戦力として)対中国の戦力の整備をし、それを対中国に対する備えとして、金正恩が認めたという事も知れないからだ。

アメリカは、矛先を中東や中央アジアに向けるだろうから、東アジアでは日本が対中国の矢面に立つ事になる。
とすると、沖縄の在日米軍は減らないし、台湾防衛の為に増員されるかも知れない。

安倍首相が退陣したら、東アジアには平和な状態だと言えるだろうし、退陣しなかった場合は、中国が台湾に対する圧力を強める可能性があるという事だ。

さて、どうなるか?

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