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2020年02月23日15:39

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黄泉路へと旅立ったジュリアス!

写真
左 病院から自宅へと帰り、床とシーツの上で這う、ジュリアス。
(おちんちんにはカーテテルが縫い付けられていた。その先にオシッコ袋が・・)

中 亡くなった翌日の朝。既に死後硬直している。傍には息子が作った手製の歩行補助器が。この後に頭部と腹部周囲に保冷剤を置く。

右 日曜日、ペット葬儀社に依り、葬儀、火葬が終わり、その遺骨はこの骨壺へ納められた。

2月13日(木) PM23時、ジュリアス突然の心筋梗塞となり、後ろ脚が動かせず、前脚のみで這うようになる。それは私が入浴中の出来事。風呂から上がったら、息子が「ジュリアスの様子が可笑しい?」と。ジュリアス部屋にタオルを取りに行くと、トイレには正常なウンチが。つまりウンチをした後に倒れたのだ!でも深夜なので、この日は何も出来なかった。鳴き声は悲しく苦しそうになった。

翌日(14日の金曜日)たまたま振休を取っていた息子がバイクで掛かり付けの動物病院へ連れて行ったが、重篤な為に診断が不可能で鎌倉市の隣である横浜市戸塚区の高度緊急動物病院を紹介され(24時間営業)、息子がバイクで担送。漸く13時に電話が入り、診断結果は夕方までかかると分かる。帰宅した息子から原因は心筋梗塞と聞く。ジュリアスは入院となる。

更に15日(土)、救急病院へ電話後、息子はバイクで。私はバス〜電車〜タクシーで病院へ向かう。不便な場所で、私は到着迄1時間半もかかった。

担当医師の説明では今後生きる可能性は半々で、体が元通りになるのはかなり難しいと聞かかされる。

息子と相談。息子は病院のケージの中で入院するより家にいた方が家族と庭も見られ、ストレスが無いし、最後も看取れると主張。そのまま引き取る事にした。

然し、もう鳴く力もなくなっていた。

その後は文字通り家族全員で介護。食事、投薬。力が無いので、流動食や液状の食事、更に薬も嫌がるので、大変な手間がかかった。15日から息子が夜と休みの日に何か必死に作り始めた。それが何か分かったのは亡くなる3時間前。息子は歩行補助器を作っていたのだ。キャスター付きでオシッコ袋入れも付いていた。

2月21日(金) この日、久しぶりに鳴くようになったが、その鳴き声は病気になった時の鳴き声と同じで、もの悲しいものであった。

家族の前で息子が夕食前に出来上がった手製歩行補助器にジュリアスを乗せ、前脚を持って歩かせようとベルトを調節したりして2回行ったが、やはり歩くのは無理だった。妻が息子に「もう力が無いから無理よ。残念でしょうけど」と云った。

私は寡黙(無口)で、不愛想な息子に存外なるこの様な優しさを持っていた事を初めて知った。

22時50分、娘が入浴を終える数分前に突然、人間の様な叫び声を数回立て続けに上げた。
私と息子はビックリして傍らに寄り添い、息子は体を撫で、私は前脚を両手で包んだ。
最後に大きく体を震わせ「さようなら」と叫び、そして息絶えた。私にはその言葉が理解出来た。
息子に「今、亡くなった」と呟き、息子も「冷たくなった」と暫くして答えた。
あの体を大きく震わせながらの連続した叫び声はきっと「お父さん、お母さん、おにいちゃん、おねえちゃん、もう僕はダメだ!本当にお世話になり、ありがとうございました」だったのだ。

我が家に来て約11年と7ヵ月と云う短い期間であったが、家族の一員として暖かい時間を作ってくれた事に感謝!!
又孫も居ない当家の幼い子供として元気に家を駆けずり廻り、駆ける足音はまるで人間の様だった!
1日に2回は2Fへ行き、妻と娘に挨拶。ご機嫌伺いしてベランダで寛ぎ、夏にはセミを捕り
家族に自慢。

1Fリビングのソファの座布団の上に座り、庭を睥睨し、リス、鳥、昆虫、トカゲ、猫を見かけると追いかけようとする。又隣に座った私や息子に頭を撫でられ、ゴロゴロと甘える。深夜は布団の傍らに来て添い寝。

でも、其の姿はもう二度と見る事が出来ない。「家族を幸せな気持ちにしてくれて、ありがとうジュリアス。そして、さようならジュリアス」。

「おとうさんも間もなく其方に参ります。その時は広い天国の庭で一緒に遊ぼうね!」

*息子の休みの前の日に倒れ、尚且つ皆の休みの前日に死去したのは偶然な事なのであろうか?然も昨日22日は猫の日であった!!

石井ジュリアス、2008年4月25日出生。ブルー・ソマリの男の子。

ジュリアスを浜松のブリーダーさんから直接引き取った日の日記(2008年7月11日)。
未だ幼くて無邪気で実に可愛い。

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=866170782&owner_id=4394043

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