ひねくれ読み３

宝島社ね
なかなかの偏向を用いる出版社だね
正論の影にチラ見えする
薄汚れたものがたまらなく
気持ちが悪い

戦前、戦中の全ての行いを「悪」と断じて
敗戦後に改めた物事がすべて「善」と
単純に記号化して考えるその姿勢には
悪寒を覚える
戦前、戦中の暮らしの中にだって
正しいもの、美しいものは存在していた

今の世に対する
不平不満や政治に対する不満を表すのに
戦前、戦中の素材を引っ張り出しての
皮肉、あてこすりには
その時代を生きた人の価値さえも
冒涜するものだ
品が無さ過ぎる

戦前、戦中、戦後、そして今でさえ
人々の暮らしがなされ
その人々には尊厳が認められるはず
過去の過ちを引き合いに出す際に
その当時の人々の尊厳まで腐すやりかたは
傲慢に過ぎると思えるのだが・・

正論さえ吐いていれば
世間は拍手喝采で何でも飲み込む
愚か者だとは思いたくは無いし
人の品格は時代を越えるものだと思いたい

コノ記事に触れて
うすらぼんやりと
そんなことを考えた昼下がり
歳とっちまったかなぁｗ
淹れた珈琲が苦いや。

■「このままじゃ政治に殺される」宝島社の新聞広告が話題　込めた想いを聞いた
(しらべぇ - 05月11日 12:40)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=6513473