桜を見る会：知識がない人たちの応酬で、とんだ茶番です

私は「桜を見る会」に誰を招待しようが興味はないのですが、答弁する政府自民党も質問する野党も報道するマスコミも文書管理の基本と技術知識に乏しいと思われ、論理破綻しています。

私から見たらとんだ茶番で、こんなことで国会を空転して欲しくないです。

以下に答弁の推移と矛盾点を列挙します。

・サーバーからデータを削除したので復元不可能
⇒サーバー丸ごと乱数上書きか物理破壊しない限り復元可。

・バックアップデータも削除した
⇒サーバーはRAID構成による冗長性とサーバー単体でシャドーコピーで世代保存をしているので、バックアップデータを削除しても復元可。
単体での世代保存の分かりやすい例として、Windows PCでフォルダ・ファイルを誤削除しても、「以前のバージョン」機能でシャドウコピーを利用して完全に削除したファイルを復元出来ます。サーバーも同じです。

・データが存在していることが判明したが、開示請求の対象となる行政文書には該当しない。
⇒「正」の原本データが復元出来ないというのであれば、「副」のバックアップデータが「正」となる。これ、文書管理上もIT上も常識。

・そして、今回の「障害者職員」言及発言。

政府自民党も野党もマスコミも、しっかり勉強して欲しいです。


■「障害者職員」言及、安倍首相に批判＝「桜」名簿廃棄の遅延理由で
(時事通信社 - 12月05日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5890069