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2020年03月29日18:37

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雑記・雑感・ザッピング〜小説編「オーバーロード 14巻 滅国の魔女」感想〜パラレル世界考察

最近読んだ小説「オーバーロード 14巻」の感想を書きます。
以下、
小説「オーバーロード 14巻」
の多少のネタバレを含む感想となります。

・小説「オーバーロード 14巻 滅国の魔女」
以前(2019年7月16日の日記)、「オーバーロード」の感想書いたときに、もう原作を買っちゃおうかと考えていたのですが、その後しばらくして結局、アニメ第3期以降となる原作10巻〜の原作小説を買っちゃいました。(ついでに不死者のOh!も)

で、先日発売された「オーバーロード 14巻 滅国の魔女」の感想ですが、
結構思い切った事やったなぁというのが最初の感想です。
残りあと3巻でオーバーロードの物語が完結する事が作者あとがきに書かれているのですが、終局に向かって話を急いで畳み始めた様な気がしないでもありません。

13巻を読み終わったときはまだまだ続きそうだなと感じていたのでまさか王国を(ほぼ)完全に滅ぼし、対岸の火事ではいられない様な全人類・命ある全ての者達の危機的状況を、法国・評議国が積極的に動く・介入せざるを得ない状況・理由を作り、物語を終わらせようとしている事に驚きを覚えました。
おそらく続けようと思えば設定・ネタを小出しにする事で長く(少なくともあと10巻以上は)続ける事も可能だったと思われます。出版社側としてもまだまだ手放したくない金の卵だったのではないでしょうか。

作者はもうオーバーロードを書く事に飽きたのか満足したのか、それとも周りの雑音が嫌になったのかは分かりませんが作者も思うところがあるのでしょう。しかしもう残り3巻で作者が描くオーバーロードの話が終わるのをやはりちょっと残念に思います。
そして、あと3巻で物語が綺麗に片付くのかという不安も若干あります。聖王国編でさえ2巻を要したのに、法国・評議国の2国で、しかも聖王国編の登場人物より明らかに強いおそらくプレイヤー級の敵がいるのにそれを残り3巻で終わらせる事が出来るのだろうかと、「残り3巻で終わらせるため」に物語が早足になったり端折られたりするような事がなければと考えてしまいます。
それに、残り3巻という事はおそらく上記の様に法国・評議国編だけで終わり、(2019年7月16日の)日記で書いた様な「次の100年の揺り返し」で現れるであろうナザリック以上の最上位ギルドとの戦いは描かれないだろうなと思われそこもまた残念に思います。今作中にも自分達より後からくる転移者について主人公が危惧する描写があり、作者にその構想全くない訳ではなく敢えて書かないのだなと判るのが尚の事残念に思えるのです。


以下は、今巻でのブレインのセリフ、外伝「亡国の吸血姫」、作者雑感(WEBの活動報告の方)も踏まえた上での、オーバーロードを終わらせようとしている作者の考えを推察していきたいと思います。

 屮ーバーロード 14巻」でのブレインのセリフについて
ブレインがコキュートスと対峙したとき、何か頭に引っ掛かる様な、何かを思い出そうとする様な描写・セリフがあります。そこを読んだ時に自分が思ったのはWEB版小説でのブレインの事でした。WEB版小説ではブレインはシャルティアの眷属になりナザリックにてコキュートスとも面識があります。
(自分は書籍版の原作小説9巻以前の巻を読んでいないので、もしかしたらその中のどこかにコキュートスとの関連を示す描写があったのかもしれませんが、作者雑感での「思い当たった人は異常」と書かれてある事からもおそらく書籍版小説にはない描写である、WEB版小説の事だと思われます)
このWEB版小説での出来事を書籍版小説で描く事の意味、それはWEB版も書籍版もどちらの話も「オーバーロードの正史」である事を示唆する、パラレルワールドの存在を作者自身が容認するという意図があるのだと推察されます。
これを補強するのが次に紹介する外伝「亡国の吸血姫」になります。

外伝「亡国の吸血姫」について
「亡国の吸血姫」はアニメ第3期のBD全巻購入特典となっていた小説となります。現状ではなかなか入手困難で自分もネットでそのあらすじと感想を読んで知った情報しかありませんが、話はどうやら主人公がゲームのサービス終了直前にギルドの外に出た事によってギルド全体での転移が起こらず、主人公単体についてのみ転移が行なわれたというifストーリであるらしいのです。
この外伝からも作者がパラレルワールドを描いている事が判り、「オーバーロード 14巻」でのブレインのパラレルワールドを示唆する様なセリフの伏線になっているのだと考えられます。

(ここでパラレルワールド考察からは話を変えて少し語りたい事があります。。。このifストーリにおいて、ギルド全体での転移が起こらず主人公のみで転移された結果、本編開始の200年前(八欲王より後、十三英雄と同時くらい?)に転移している事について、です。
この転移の時間のズレは、以前(2019年7月16日)の日記で書いた「所有するデータ量の違い」によって転移完了の時間に差が出るのでは、と考察していた事に近く、興味深く思いました。ただ少し考え直さないといけないのは八欲王より後に転移してきた事…。この外伝小説を読んだ訳ではないので詳細は分かりませんが、もしかしたらギルドを出る際に全てのワールドアイテムを持ち出した、という様な記述があったのかも知れません。…まぁおそらくそんな記述はないと思われまだ次に示す仮説の方が説得力がある様な気がします。
それはワールドアイテムの中でも破格の性能を持つ「20」と呼ばれるアイテムが、通常のワールドアイテムの9倍相当(「20」と他のワールドアイテム数の比が1:9である事から)以上のデータ量を持つのでは?、そして主人公がその「20」を持って外に出た、若しくはかのモモンガ玉も「20」の内の一つであった、という仮説です(ここでちょっと疑問ですが、そもそもワールドアイテムの中でも特別な「20」というのはどの様にして知る事が出来たのでしょうか?アイテム欄のテキストにでも表示されているのでしょうか?使用した場合漏れなく無くなるという「20」、使ってみて初めて「20」である事が判るという事なのでしょうか?)。「20」一つでプレイヤー9人分以上のデータ量、それに加えワールドアイテムに匹敵するというギルド武器のデータ量のため、主人公単体の転移であっても八欲王より後に転移された事の説明が出来ると考えています。原作小説9巻以前を読んでいないため情報不足・考慮漏れがあるかも知れませんが…)


閑話休題


作者雑感(WEBの活動報告の方)
「オーバーロード 14巻」の作者雑感において「終わりが気に入らないのであれば二次創作ですよ」と作者本人が二次創作を・作者以外が描くオーバーロードの世界を・パラレルワールドを容認する様な事を仰られています。おそらくこれは冗談ではなく´△鯑Г泙┐胴佑┐襪繁楜ぁλ椰瓦埜世辰討い觧だと思われるのです。
そして作者の丸山くがねちゃんは設定をコリコリに凝る人です。作品の中でしっかりと『納得』を作る人です。作者本人がただ単に二次創作・パラレルワールド認めるよと発言だけして終わるのではなく、そのための仕掛け(パラレルワールドを許容する世界観・そのための設定)も用意してオーバーロードという作品を終わらせようとしているのではと考えています。

以降、完全な妄想となりますが…、その仕掛けのキーとなるのがナザリックが保有しているという「20」の一つだと考えています。
アニメ1期においてシャルティアが洗脳された際、作中で主人公が『「20」を使えばシャルティアを救える』とする旨の発言をしています。この事から推察される「20」の効果(「20」として相応しい能力)を、「´△離僖薀譽襯錙璽襯匹寮こΔ鯀呂襦廚箸い事も踏まえて考えると、おそらく『時間を巻き戻す』といった類の能力ではないでしょうか。

(「20」の効果があらゆる状態異常(ワールドアイテムの効果による状態異常も)を直すというものでは「20」の能力として相応しくありません。それに「20」ではない何度でも使用可能なワールドアイテム「傾城傾国」と一度しか使えない状態異常・回復効果では全く釣り合いが取れません。そう考えるとただ正常な状態に戻すという効果ではなく、時間ごと戻して元の状態へ戻す効果と考えた方が「20」として相応しいものとなるのです)

ナザリックが保有している「20」の効果が時間を巻き戻すものとして(以下、「時戻し」と仮称)、ユグドラシルのゲーム内ではそれがどの様な形で実現されていたかを考えた場合おそらく、サーバが保持しているバックアップデータからあらゆる物をある時点(「時戻し」を所持しているプレイヤーが指定した時点)へ全ての情報を再配置(もちろん際限なく過去へ戻れる訳ではなく「時戻し」のアイテムを取得した時点以降〜現時点までの間のある範囲内などの条件があると思いますが…)する事、そして「時戻し」を使用したプレイヤー(とそのギルドメンバー)以外のプレイヤーは、時を戻す前と同じ行動を強いられる(サーバ運営によりオートで以前と同じ行動が実行させられる)という形で実現されるのだろうと妄想しています。

「時戻し」を使用したプレイヤー(ギルドメンバー含む)が、他プレイヤーに対し、時を戻す前と異なるアクションで干渉しない限りは以前と同じ世界線を辿りますが、違うアクションで他プレイヤーに干渉する事で以前の世界線を外れ違う世界線・パラレルワールドへ移行するという事だと考えています。
(ユグドラシルゲーム内でのこの「時戻し」の有用なというか一般的な使用方法は、自拠点が他ギルドからの強襲・侵攻を受け、もはや陥落寸前でこのままでは保有しているワールドアイテムも全てを奪われる、という様な絶体絶命の状況で「時戻し」を使用する事で、敵の侵攻・能力・装備品等を把握した上で、それに対する十分な対策を取る準備が出来る時点まで戻り敵を迎え撃つといった具合でしょうか。他には、「時戻し」を引き換えにしてでも手に入れたかった別の「20」を他プレイヤー・他ギルドに先に取られてしまった場合に時を戻す事で横取りする、といったところでしょうか)

この「時戻し」を転移後の世界で使用した場合は、実際にその世界(転移後の世界)の時間が巻き戻り、ある時点からのifストーリーを紡げるという形でパラレルワールドを容認する世界が・設定が仕掛けられているという、この「20」のアイテム(「時戻し(仮称)」)こそがキーであり作者のオーバーロード終息に向けた構想であると推察しています。
(外伝「亡国の吸血姫」から察するに戻れる時間の範囲には、転移前のユグドラシルゲーム時も含まれている様に思われます)

つまり作者は、原作者が描くオーバーロードの世界は残り3巻で完結させるけど、その後のストーリー、若しくはある時点からの分岐のストーリーは、「時戻し(仮称)」を使用した後の世界線の話だよ〜としてオーバーロードの世界にそのまま取り込める土台を作って終わるつもりだと自分は想像・妄想しています。
WEB版小説も書籍版小説も外伝も(不死者のoh!も含めて好いかも知れない)すべて「時戻し(仮称)」を使用する事で創られたパラレルワールドであるとする事で、原作者によるオーバーロードが完結後に作成される別の誰かが描く出版社公式オーバーロードや二次創作で描かれるオーバーロードの世界を、そのパラレルワールドを「オーバーロード世界の設定」として容認させるための舞台装置作りの一環・伏線が´↓の作者の意図するところだと考えています。
まぁ全くの妄想全開の与太話(これまた自分が読んでいない原作小説9巻以前の巻にもしナザリック保有の「20」についての詳細が記述されていたなら全くの与太話となります)ですが、そう考えると自分的に納得が出来るのでした。

……ここで,諒簑。作者雑感のブレインの項において「システム的にあり得ない」と評されていますが、これは、異なる世界線の出来事を記憶している事を指しているのでは…と考えると納得いくものとなるのです。

以上が「オーバーロード 14巻」を読んでの感想となります。

以降は、少しアニメ「オーバーロード」について語りたいと思います。
自分はアニメからオーバーロードに入った口なのでアニメ4期5期についても期待したいのですが、原作10〜14巻を読んだ自分の印象からすると原作のストック的に1年2年の内にはアニメ4期が制作される事は難しいだろうなと感じました。
アニメ1〜3期は原作小説を各3巻ずつ消費する事で制作されていて、となるとアニメ4期は原作10、11、12巻の話となります。。。が、12,13巻は前後編でありこれを分割して制作・放送する事はあまり良い方法とは思えません。であれば、原作ファンからは多少の不満は出るかも知れませんが10巻の内容を端折りに端折ってアニメ1、2話で収め、3〜5話で11巻の内容を、そして残り8話で聖王国編を完結させるというのがベターであるように思います。
しかしそうなると、次の15巻がいつ出るかわかない状態で、原作ストックが残り1巻となるのは出版社としてもあまり好ましくないだろうなという気がしています(アニメ化していない既巻原作を2,3巻まとめて売りたいと思っているはず)。となればアニメ4期はまだまだ先かなと考えられるのです。

そこで、原作小説のアニメ4期を制作する事が出来ないのなら「不死者のOh!」をアニメ化してくれないかと思っています。原作小説を全巻読んだ訳でもない浅いファンの意見ですが、「不死者のOh!」を描いている漫画家のじゅうあみさんはオバロのキャラクターを深く理解し(このキャラはこんな事を言わない!というのがない)巧くギャグ作品に落とし込んでいます。その内容も面白く(自分は特にオバロ会議の回が好き)、またこの作品でしか見られないであろう至高の41人の軽いダベリなど見どころも多いと思います。
オバロ熱を冷まさない為にも良いと思うのですが、「不死者のOh!」のアニメ化企画動いてないかしら…

以上、オバロ雑感でした。

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