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2020年12月04日17:06

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そりゃそうでしょ!誰だって、自分を悪者って、思わないでしょ〜!!そんな簡単にDVが治ったらこんなに問題には成らないわよ!!

■DVに走りやすい人の特徴3つ。離婚を迫られて初めて加害者だったと気づく
(女子SPA! - 12月04日 09:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=156&from=diary&id=6330309

こんにちは、恋愛ジャーナリストの おおしまりえです。

◆DV加害者はなぜ気づかない?

 気づかぬうちに、一方が一方を支配する関係になることで起きるDV(ドメスティックバイオレンス、以下DV)。

 一般的には暴力や暴言を発する方が“悪者”という見方ですが、本質的には、無意識のうちに夫婦が「支配する側とされる側」になり、共依存の関係になってしまうことが問題です。

 でも、ふと疑問が湧きます。そもそも加害者というのは、自分がDVをしていること、暴力的な行為や言葉を発していると気づけないのでしょうか。そして罪悪感を感じたら、改善していくことはできないのでしょうか。前回記事に続き、元DV加害者&被害者の関係でもあった一般社団法人エフエフピー代表の中川拓さん、亜衣子さんご夫婦に話を聞きました。

◆なぜ人はDVをしてしまうのか?

 DV加害者は、ハタから見ると分かりやすい行動をしています。自分がおかしい、やり過ぎだと気づけないものなのでしょうか。また、被害者側から反論されてハッとなりそうなものですが……。しかし、当事者になると意外と問題は根深いといいます。

「加害者の方で僕たちのところに相談に来る人は、妻が離婚を迫ってきて初めて気づいた、もう家族が出ていってしまって何とかするしかないなど、状況がかなり進んでいる方が多いです。僕自身も当事者なので分かるのですが、加害者は自分がDVをしているなんて思っていません。相手のためにやっている、むしろ迷惑を被っているのは自分くらいに考えています。だからこそ、パートナーに離婚を突きつけられたとか、決定的な行動を目の当たりにしないと、自分のしていたことの大きさに気づけないんです」(拓さん)

 加害者を語る際、人格が破綻しているとかモンスター的な扱いで語られることもありますが、中川さん達はそれは違うといいます。

「DVの本質は支配とコントロールによって安心感を得たいといった感情から来ています。つまり誰の心にもその種はあるのです。加害者はモンスターでも人格破綻した人でもありません。むしろ社会的には、非常に優秀で人格的に見える人であることも多いのです」(拓さん)

 DVをおこなう人の中には、経営者や教師など、人を束ねたり導いたりする立場の人もいます。問題なのは過剰な責任感などが、誤ったコミュニケーションへと進ませてしまう心の弱さなのです。

◆DVに走りやすい3つの性格

 統計によると、近年DV加害者は男性に限らず女性にも増えています。それは女性の社会進出が進んだことや、見えなかった問題がSNSなどにより届きやすくなったことがあるかもしれません。

 中川さんに言わせると、DVはジェンダーバイアスによって生まれやすいものの、本来は男女関係なくDVに走りやすい人の性格があるそうです。今回は代表的なものを3つご紹介します。

1:ベキ論が強い

「『夫婦は一緒にご飯を食べるベキ』『土日は家で一緒に過ごすベキ』といったベキ論で物事を語る人は、ベキに従って相手をジャッジするのでDVに走りやすいです。これが『一緒にご飯を食べたい』だったら良いのですが、ベキになった瞬間それは命令になります。自分の命令が通らないと、人はDVという実力行使に走りがちです。加害者の中には、自分の正しさ(『当たり前のこと』であり、『自分が正しい』とすら思ってない場合も大いにあり)を主張しているだけなので、悪いことだという感覚は生まれにくいです」(亜衣子さん)

2:白黒ハッキリさせたい!

「人には誰でも好き嫌いがあるものですが、『これはダメ、あれは良い』が多すぎる人は、主観だけで世界を見すぎる傾向にあり、その結果人を見下しがちです。こういった白黒ハッキリさせたがる傾向が強い人は、パートナーだけでなく店員さんなどの他者にも不満をぶつけがちです。本来人には他人を裁く権利はありません。好き嫌いはあって良いものですが、いきすぎた思考は不幸な結果を招いてしまいます」(拓さん)

 ちなみに筆者はその昔、全てのことに白黒ハッキリさせたいタイプの人間でした(笑)。グラデーションを許せない状態で生きていると、些細なことでも自分が尊重されていないと感じ、カッとなったり落ち込んだりすることが当時は多かったように思います。こういった極端な思考からくる感情のアップダウンが、DVに繋がってしまう場合もあるようです。

3:責任感が強すぎる

「『自分が家庭を背負っている』とか『自分がなんとかしなくてはダメだ』という過剰な責任感は、結果としてDVにつながる場合があります。この傾向は、経営者や大学教授、医者や公務員など、肩書に地位の高さを感じる方や、そうではないとしてもプライドがとても高かったり他人からどう見られるかをすごく気にする方に多い傾向があるようです。精神的な病気などではなく、むしろ生真面目さが裏目に出ている状態といえます」(拓さん)

 非常に地位の高い人による家庭内暴力のニュースも耳にします。こういった家庭内トラブルの根底には、責任感が誤った対応を生み出していた可能性もありそうです。

◆自分で治すのはかなり難しい

 加害者も、「気づけない」という意味では被害者かもしれない。そう感じる今回のお話ですが、回復を望むなら「自分で何とか……」は非常に難しく、また回復プログラムも団体によって異なり、相性があると教えてもらいました。

「私達も最初はモラハラ(当時は『モラハラであってDVじゃない』と思っていました)に気づいた後、自分たちで止めようと取り組んでみたのですが、全くうまくいきませんでした。例えばイエローカードを買って妻に渡し、『モラハラだと感じたらカードを上げて知らせてくれ。そしたら俺も気づけるし言動を改めるようにする』と2人でルールを決めたんです」(拓さん)

「その結果、どうなったと思いますか? 私は1回もイエローカードを上げませんでした(笑)。正しくは、上げられなかったんです。『これってそうかな?』と感じても、『上げたら怒られるかも』とか『本当にモラハラかな』『でも私も悪いのかも…』と思っている間に状況は進んでしまう。結果として、迷って怖くて1回も上げられず、改善はされませんでした」(亜衣子さん)

「改善されないどころか、僕は『カードを上げないってことは、俺の行為はモラハラDVじゃないんだな!お前が認めたんだぞ!』ってさらに高圧的になったという……本当に当事者で解決は難しいんです」(拓さん)

 エフエフピーでは長期的に自分を見つめ直し、選択理論心理学をベースに感情の使い方を変えていくプログラムや、グループセッションを用意して当事者を迎え入れているといいます。

 とはいえ、回復プログラムは団体によって内容は異なります。長期的に回復に望めるようなご自身にあった場所を見つけ、正しいコミュニケーションを取れるよう働きかけていきたいものです。

【話を聞いた方】
一般社団法人 エフエフピー
代表 中川拓さん、亜衣子さん
選択理論心理学をベースに人間関係修復の手伝いをする一般社団法人。過去のDV加害者/被害者の関係を乗り越えた夫婦が実践するDV加害者更生プログラムはおそらく日本唯一? オンラインと対面の両方でプログラムや面談を実施している。

<取材・文・イラスト/おおおしまりえ>

【おおしまりえ】
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518
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