フローラSは荒れるのか

東京の開幕週で天気も馬場も絶好の状態で迎えられそうですが、フローラSのオッズは割れています。



牝馬G1へのステップレースですから、ここはノーザンファームの独壇場のはずなのですが、1番人気には前走、未勝利勝ちのセラピア（社台ファームの生産馬）が推されています。

前走成績や血統、能力が良いという評価ですが、私は納得いきません。

この馬の母ララアからデビューした4頭の兄弟からオープン馬は出ていません。

ララア自身も1700mまでの馬です。母父タピットがグランアレグリアの成功で見直されているのかもわかりませんが、この馬の近親には活躍馬は見当たらず、私は、買えません。



3番人気のシャドウディーヴァも前走のフラワーCの4着が評価されてのことですが、この馬の兄弟も実績が出ているのは短距離です。こちらはノーザンファームの馬ですからセラピアよりは怖いですが、フラワーカップで先着された3頭を見ても素質馬を相手にしては足りない感じです。押さえまででしょう。



18番枠に入ってしまいましたが、人気馬の中では君子蘭賞の勝ち馬フェアリーポルカに注目しています。近親には先週意外と走ったクラージュゲリエやフローラSの勝ち馬デニムアンドルビーがいる名牝系です。

フローラSは見えない法則「1800m」「逃げ先行馬」「持ち時計上位馬」が毎年走ります。

その条件で1番手の馬がフェアリーポルカです。

この時期に力を比較するときにはどの馬も走っている距離1800ｍで比較します。

開幕週ですから先行力も必要です。



その条件で2番手の馬がウィクトーリアです。新馬戦の1800mではレコード勝ちしましたが、勝ち鞍はいずれも逃げ切り勝ちです。母ブラックエンブレムはオークス4着の秋華賞馬ですから、そろそろ素質が開花してもいい頃合いです。



3番手がペレでこの馬はエタリオウの近親。



4番手がエトワールで、ヴィクトリーの近親ということはエリンコートとも同じラインです。



ここまでは全部ノーザンファームの馬です。



そして、狙いたい一勝馬がアモレッタです。

これから数が減っていくディープインパクト産駒です。近親には桜花賞2着、オークス2着の秋華賞馬レッドディザイアがいます。

土曜日は東京の芝レースではディープ産駒が強かったですから、この馬は未知の魅力ですね。

ゴドルフィンの馬ですが、好調の三浦騎手が何かやってくれそうです。



◎フェアリーポルカ

○アモレッタ

▲ウィクトーリア

△ペレ

△エトワール

△シャドウディーヴァ