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2021年05月28日14:02

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ラクサンポ198

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。

オンラインで川口が相談者小川と対面続き

川口
「それなら、毎日、少しでもいいから、私と話をしませんか」

小川
「えー、かまわないですか。話しているうちに、種がつきますよ」

川口
「話をしているうちに、手がかりがつかめるかもしれません。孤独で、相談相手がいなかった。私も同じですよ。自由に生きたい反面、だれにも相手にしてもらえないと寂しくて、悲しくなる。特に失業してしまうと余計です。まず、人と少しでも話すことからですよ」

小川
「同じです。正直なところ、どうやって、生きるべきか、最近、悩んでいるんです。本当にやりたかったかったことがわからないです」

川口
「子どものころ、どんな生活をされていましたか。それが手がかりになります」

小川
「どんなって。普通に幼稚園、小学校、中高、大学と進学して、特別なことはありませんでした」

川口
「考えてみてください。そのとき、一番楽しかったのはいつ頃でしたか」

小川
「うーん。特に思い出せないな。集団生活で、いつも仲間外れにされた記憶が多いので・・・。しいて言えば」

川口
「しいて言えば」

小川
「学校が休みになる前の日が一番、楽しかったかな。他は・・・」


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